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症例

60代男性 割れた歯を抜いてインプラントでしっかり噛めるようにした症例[2024年01月24日]

患者 60代男性
主訴 「噛んだときに、左下奥歯に痛みや違和感がある」とご相談いただきました。
診断 左下の奥歯(第1大臼歯/6番)の歯と歯ぐきの境目から膿が出ていたため、レントゲンを撮影し詳しく調べたところ、歯が割れている可能性が高いと診断しました。
割れた歯は治療して残すことが難しく、仮に残せたとしても周りの歯にも悪影響を与えるため、抜歯が必要なことをお伝えしました。
行ったご提案・治療内容 抜歯に同意いただき、その後の治療として取り外し式の入れ歯、前後の歯を削って橋渡しのように歯を入れるブリッジ、人工歯根をあごの骨に埋めるインプラント治療の3つを提案しました。
入れ歯やブリッジは費用を抑えることができますが、周囲の歯で支えなければなりません。その結果、残っている歯の寿命が短くなるリスクがあります。
一方、インプラント治療は他の2つの方法より費用はかかりますが、歯がない部分を単独で治療できるため、他の歯に負担がかかりません。
それぞれのメリットやデメリットをお伝えしたところ、今回はインプラント治療をご希望いただきました。

始めに、左下奥歯の抜歯を行いました。
抜歯から3ヶ月後、インプラントの埋入位置や角度をCT画像上でシミュレーションし、インプラント埋入手術を行いました。

2ヶ月後、インプラントが骨にしっかりと定着したことを確認し、2次手術でインプラントの頭部分を歯ぐきの上に露出させ、傷の治りを待ってから人工の歯を装着しました。

治療期間 約5ヶ月
費用 440,000円
術後の経過・現在の様子 周りの歯に馴染んだ自然な見た目になり、しっかり噛めるようになりました。
治療終了から3ヶ月、痛みなどもなく経過は良好です。
患者様にも「自分の歯のように噛めるので、違和感なく食事ができて嬉しい」と大変ご満足いただきました。

治療部位を長く健康に保つため、現在も定期的なメンテナンスでご通院いただいています。

治療のリスク ・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります
・高血圧、貧血、不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、人工歯が割れる可能性があります

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者
根の分かれ目に黒い影が見られ、歯が割れていると診断しました。

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
抜歯後の様子です。

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
抜歯後3ヶ月、インプラント手術前に撮影したCT画像です。

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
抜歯後3ヶ月でインプラント埋入手術を行いました。

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
インプラント埋入2ヶ月後に2次手術を行いました。

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
2次手術後、歯ぐきが安定した様子です。

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
インプラント埋入から2ヶ月後のレントゲン写真です。

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
抜歯部位にインプラントを入れ、しっかり噛めるようになりました。

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
治療後の様子です。噛み合わせや見た目が回復しています。

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

50代女性 歯が無い部分にインプラント治療を行い見た目と噛み合わせを回復した症例[2024年01月23日]

患者 50代女性
主訴 「右下奥歯が無く噛めないので歯を入れたい」とご相談いただきました。
診断 患者様は右下奥歯3本(第2小臼歯/5番、第1大臼歯/6番、第2大臼歯/7番)を失っており、右側で噛むことができませんでした。

歯を失った部分はあごの骨が減少しやすい傾向がありますが、レントゲンで検査した結果、特に問題はありませんでした。

行ったご提案・治療内容 失った歯を補う方法には、取り外し式の入れ歯、前後の歯を削って橋渡しのような被せ物を入れるブリッジ、あごの骨に人工歯根を埋めるインプラント治療の3つがあります。 今回のケースでは、ブリッジを支える後方の奥歯が無いため、インプラント治療と入れ歯の2つをご提案しました。

入れ歯は費用を抑えられますが、残っている歯に針金をかける必要があり、歯の負担が大きくなります。 インプラント治療は費用はかかりますが、周りの歯への負担が少なく、天然歯により近い仕上がりになります。
以上を説明した結果、インプラント治療をご希望いただき、インプラントの本数は噛み合わせのバランスを考慮して2本に決定しました。

インプラント手術の前に、まずはCT撮影を行いました。これにより、インプラントを埋入する位置や角度を正確に診断することが可能です。
次にインプラント埋入手術を行い、インプラントが骨と結合するまで3ヶ月待った後、インプラントの頭部分を歯ぐきの上に露出させる2次手術を実施しました。
2次手術から1ヶ月後、歯ぐきが安定したことを確認してから、インプラントの上に人工の歯を装着しました。

治療期間 約5ヶ月
費用 880,000円
術後の経過・現在の様子 歯の形が回復し、しっかり噛めるようになりました。
現在は治療終了から3ヶ月が経過し、痛みなども無く良好な状態です。
患者様にも「見た目もきれいで、食事も快適にできている」と大変ご満足いただきました。

インプラントを長くお使いいただけるよう、今後も定期的なメンテナンスでご通院いただく予定です。

治療のリスク ・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります
・高血圧、貧血、不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、人工歯が割れる可能性があります

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者
奥歯が欠損しています。

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療前 | 市ヶ谷・歯医者
治療前のCT画像です。あごの骨の状態を確認することができます。

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
インプラント埋入手術の様子です。

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
インプラント埋入から3ヶ月後、2次手術を行いました。

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
インプラント埋入から4ヶ月後のレントゲン写真です。

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
見た目や噛み合わせの機能が回復しました。

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
治療後のレントゲン画像です。

40代女性 割れた奥歯を抜きインプラント治療で噛み合わせと見た目を回復した症例[2024年01月16日]

患者 40代女性
主訴 「噛んだときに、右下の奥歯に違和感と痛みがある」とご相談いただきました。
診断 歯の診査とレントゲン写真から右下奥歯(第1大臼歯/6番)が割れている可能性があると診断し、被せ物を取り外したところ根の分かれ目に穴が空いており、歯が破折していることが確認できました。

割れてしまった歯は残すことが難しく、抜歯して歯を補う必要があることをお伝えしました。

行ったご提案・治療内容 抜歯に同意いただき、その後の治療として取り外し式の入れ歯、前後の歯を削って橋渡しのように歯を入れるブリッジ、人工の歯根を利用したインプラント治療の3つをご提案しました。
入れ歯やブリッジは比較的安価ですが、周りの歯への負担が大きくなります。インプラント治療は費用はかかるものの歯が無い部位を単独で治療でき、周りの歯への負担も少なく、自分の歯のように噛むことができます。
それぞれの利点と欠点を説明したところ、インプラント治療をご希望いただきました。

まず抜歯をしてから同時に人工骨を入れる「ソケットプリザベーション」を行い、あごの骨が減少するのを予防しました。インプラントを安定させるには、十分な骨の高さや幅が必要なためです。

3ヶ月後にCTを撮影して骨の状態に問題がないことを確認した後、インプラント埋入手術を行いました。
インプラントが骨にしっかりと定着するまでさらに2ヶ月待ち、その後2次手術を実施してインプラントの頭部分を歯ぐきの上に露出させ、傷が癒えてから人工の歯を取り付けました。

治療期間 約5ヶ月
費用 440,000円
術後の経過・現在の様子 適切な位置にインプラントが入り、噛み合わせや見た目も回復しました。
治療終了から3ヶ月が経過し、痛みなども無く良好な状態です。
患者様にも「見た目もきれいで、違和感なくしっかり噛める」と大変ご満足いただきました。

治療部位を長くお使いいただけるよう、現在も定期的なメンテナンスでご通院いただいています。

治療のリスク ・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります
・高血圧、貧血、不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、人工歯が割れる可能性があります

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者
根の分かれ目に黒い影が見られたため中を確認したところ、歯が割れていました。

治療前 | 市ヶ谷・歯医者
根の分かれ目に黒い影が見られます。この所見から、歯が割れていると考えられます。

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
抜歯と同時にソケットプリザベーションを行いました。

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
抜歯後3ヶ月、インプラント手術前に撮影したCT画像です。

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
抜歯後3ヶ月でインプラント埋入手術を行いました。

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
インプラント埋入2ヶ月後に2次手術を行いました。

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
インプラントによりしっかり噛めるようになりました。

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
インプラントの上に取り付ける人工歯です。

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
治療後のお口の中の写真です。噛み合わせや見た目も回復しています。

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

一般歯科と予防歯科の違い[2024年01月12日]

みなさんこんにちは。海谷歯科医院海谷です。

最近よく予防歯科という言葉を耳にすると思います。
私が歯科医師になった30年ほど前にはまだメジャーではなかったと思います。
その頃は歯科は痛くなったら治しに行くところという考えがほとんどでした。
北欧ではすでに予防歯科がメジャーになっていて子供のDMF指数(歯の疾患の値)が1前後(この頃の日本は3〜4)とほとんど虫歯がない状態だったのです。
この結果を受けて日本政府が8020運動(80歳で20本の歯を残す)を掲げ、そのためには子供の頃からの状態が大事だということでDMF指数の改善を目標にしてきたわけです。

あれから20数年かなり改善されてきています。
当院においても確実に虫歯罹患者は減っています。
ではなぜそうなったか?ひとえに予防の観念が根付いたからだと思われます。
いわゆる定期検診です。これをきちんと受けていただくことにより虫歯、歯周病に罹患する可能性が格段に下がります。
虫歯が見つかれば小さいうちにすぐ治すことができるため、大きく歯を削る必要がなくなります。
削らないということは強度の強い歯質をたくさん残せるため、歯を失う可能性は格段に低くなります。
命がなくなるまで自分の歯で生活することができる可能性が高くなる。
入れ歯ではないのでよく噛める。健康に良い。寿命が伸びる。好循環になっていきます。

もちろん治療も大事なのでおろそかにしてはいけませんが、予防歯科に力を入れている歯科医院を選ぶようにしてください。世の流れは予防です。

 

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記事の著者

海谷 幸利

海谷 幸利(かいや ゆきとし)

経歴
1996年 海谷歯科医院 開業
歯学博士
所属学会・スタディグループ
5-D Japan メンバー
OJ 正会員
EAED(ヨーロッパ審美学会)アフィリエイトメンバー
東京SJCD会員
国際インプラント学会 認定医(ICOI)
AAP会員
南カリフォルニア大学客員研究員
日本顕微鏡学会会員
日本歯周病学会会員
厚生労働省認定臨床研修指導医

40代女性 プラスチックの詰め物が欠けた歯をジルコニアで綺麗に修復した症例[2023年12月27日]

患者 40代女性
主訴 「詰め物が欠けた。見た目も綺麗で長持ちするように治したい」とご相談いただきました。
診断 確認したところ、右上奥歯(第2小臼歯/5番)のプラスチックの詰め物が欠けていました。
プラスチックの詰め物は強度が低く、劣化しやすいといった特徴があります。患者様は噛み合わせの力が強く、詰め物に過度な負担がかかったことが破損の原因と考えられました。
行ったご提案・治療内容 欠けた部分をプラスチックで詰め直すこともできますが、患者様のように噛み合わせの力が強いと再び壊れる可能性が高くなります。
耐久性と適合性に優れた白いジルコニアの詰め物であれば、強度を保ちつつ、見た目も自然に修復できることを説明し、同意いただきました。

まずは歯に残っているプラスチックの詰め物を綺麗に取り除き、歯の形を整えてから型を取りました。
治療部位を長くお使いいただくためには、詰め物の噛み合わせをしっかりと確認する必要があります。完成したジルコニアの詰め物を実際に装着し、バランス良く噛めるように噛み合わせを調整して治療を終了しました。

治療期間 約2週間
費用 約80,000円
術後の経過・現在の様子 ご自身の歯に馴染んだ自然な見た目になりました。
治療から3ヶ月が経過していますが、詰め物の破損や痛みもなく良好な状態です。

患者様にも「問題なく噛めている。綺麗で壊れにくい歯になり嬉しい」と大変ご満足いただいています。

治療のリスク ・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・治療後は温かいものや冷たいものがしみる場合があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、ジルコニアが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
歯の形も綺麗に回復しています。

60代男性 プラスチックの詰め物が欠けた歯をジルコニアで美しく修復した症例[2023年12月27日]

患者 60代男性
主訴 「奥歯の詰め物が欠けた。壊れにくい素材で綺麗に治したい」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、左下奥歯(第1大臼歯/6番)のプラスチックの詰め物が欠けており、しっかりと噛めない状態でした。
患者様は噛み合わせの力が強く、長期間にわたり詰め物に過度な負担がかかったことで、破折が生じたと診断しました。
行ったご提案・治療内容 プラスチックの詰め物は強度が低く、劣化しやすいといった特徴があります。欠けた部分をプラスチックで詰め直すこともできますが、再び壊れる可能性が高いため、噛み合わせの力が強い患者様にはおすすめできません。
そこで、耐久性が高い金属やジルコニアの詰め物を提案したところ、「見た目も自然にしたい」との理由から、白いジルコニアの詰め物をご希望いただきました。

まずは歯に残っているプラスチックの詰め物をすべて取り除きます。ご自身の歯をなるべく削らないよう慎重に行い、歯の形を整えてから型を取りました。
その後、完成したジルコニアの詰め物の噛み合わせを丁寧に調整し、装着しました。

治療期間 約1ヶ月
費用 約90,000円
術後の経過・現在の様子 色や形も自然に仕上がり、しっかり噛めるようになりました。
治療から3ヶ月が経過していますが、詰め物が壊れることもなく経過は良好です。

患者様にも「丈夫な歯になったので安心して噛める。見た目も綺麗で嬉しい」と大変ご満足いただいています。

治療のリスク ・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・治療後は温かいものや冷たいものがしみる場合があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、ジルコニアが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
歯の形も綺麗に回復しました。

その他

その他 | 市ヶ谷・歯医者
完成したジルコニアの詰め物です。

40代女性 金属の詰め物が外れた歯に見つかった虫歯を取り除き白くて耐久性の高い「ジルコニア」で綺麗に修復した症例[2023年12月25日]

患者 40代女性
主訴 「詰め物が取れた。きちんとしたもので綺麗に治したい」とご相談いただきました。
診断 拝見すると、右上の歯(第1小臼歯/4番)の詰め物が外れていて、その下から虫歯が広がっていました。

前回治療に使用されていた保険適応の銀歯は、時間の経過によって劣化しやすく、すき間ができることで汚れが溜まり虫歯のリスクを伴います。

患者様は密着度と耐久性の高い、白い詰め物での修復をご希望されました。

行ったご提案・治療内容 再度銀歯で治すことはできますが、患者様のご希望と将来的な虫歯リスクを考慮して、自然な白さで密着度と耐久性が高い自費の材質「ジルコニア」での修復方法を提案し、同意いただきました。

まずは虫歯の部分を丁寧に取り除き、神経を保護し歯を補強するための薬剤を埋める「裏装」をした後、綺麗に形を整えてから型取りをします。

後日、完成したジルコニアの詰め物をセメントで接着して治療を完了しました。

治療期間 約2週間
費用 約80,000円
術後の経過・現在の様子 周囲の歯と調和のとれた色味でぴったりフィットした詰め物が入り、しっかり噛めるようになりました。
患者様からも「自然な白さと耐久性のある歯になって嬉しい」と喜んでいただけています。

治療から3ヶ月経った現在も経過は良好で、定期検診に通っていただいています。

治療のリスク ・冷たいものや熱いもので痛みが出る場合があります
・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、ジルコニアが割れる可能性があります

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者
詰め物が外れた歯の下で虫歯が広がっていました。

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
虫歯を除去して裏装した歯です。

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
歯の形が回復しています。出血は、詰め物を接着するためのセメントを取り除いた時のものです。

その他

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
ジルコニアの詰め物の写真です。

歯軋り[2023年12月19日]

みなさん、こんにちは。海谷歯科医院海谷です。

今日は歯軋りについてお話ししたいとおもいます。
歯軋り。なかなかの症状です。しかも最近すごく多くなってきています。
ストレス社会が生み出しているのかもしれません。

みなさん、起きている時に上の歯と下の歯を噛み合わせて音を出すことはできますか?
できる人はかなりの強者ですが、ほとんどの人はできません。
なぜなら、人間は起きている時には無意識的に体を守るようにできているためです。
組織が壊れないようにしているのです。

しかし寝ている時には無意識的にこのストッパーが外れます。
この時、歯軋りが行われます。この時のパワーは起きている時の8倍と言われています。
この力が寝ている間歯にかかり続けます。
エナメル質が耐えきれずクラック(ひび)が入り、そこから唾液が侵入しカリエス(虫歯)が発生します。
みなさんの中でいつもきちんと歯ブラシしている、定期検診も受けているにもかかわらず、虫歯がありますと衛生士やドクターから指摘されたことがある方がお見えになると思います。
まず歯軋りを疑ってみてください。
顎が痛い、偏頭痛があるなど歯軋りが原因で起こる症状は多々に及びます。

じゃあどうすれば?
これはなかなか根本的に直すことは難しいのが現状です。
ご自身のマウスピースを作って力を逃すことをおこなっていきます。
寝てる間装着し、顎や歯を守ります。斬間的治療ではありますがかなりの効果が期待できます。
ぜひ、おこなってみてください。

 

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記事の著者

海谷 幸利

海谷 幸利(かいや ゆきとし)

経歴
1996年 海谷歯科医院 開業
歯学博士
所属学会・スタディグループ
5-D Japan メンバー
OJ 正会員
EAED(ヨーロッパ審美学会)アフィリエイトメンバー
東京SJCD会員
国際インプラント学会 認定医(ICOI)
AAP会員
南カリフォルニア大学客員研究員
日本顕微鏡学会会員
日本歯周病学会会員

矯正治療を受けるときの注意点[2023年11月08日]

みなさん、こんにちは。海谷歯科医院海谷です。

最近矯正に関する質問を多く受けます。
小児矯正、成人矯正、マウスピース矯正、裏側矯正、外科矯正など矯正治療といっても様々あります。
一つ一つの説明はまた次回にいたしますが、一般歯科と同じで一人一人治療の仕方は変わってきます。

  • 歯並びがただ悪いだけなのか?
  • 顎の位置は?
  • 上と下の顎の大きさは?
  • どのくらい差があるのか?
  • 歯の大きさは普通なのか?

など様々です。

これらを総合的に判断し細かく診断して初めて治療方法が決定していくわけです。
なんでもマウスピースで矯正できると謳っている広告を目にしますが、プロである我々にしてみれば「は?」って感じです。

最近ニュースにもなっているので、みなさんも少しはわかると思います。
矯正は歯を削ったりしない治療なので確かにいい治療ですが、決して元には戻らない治療なので、やらなければよかったと思ってもあとの祭りなのです。
ですから、きちんと治療を始める前に模型上やデジタル画像などで今の状態からやった後の状態を必ず確認し、メリット、デメリットを理解してから治療を始めてください。
これらの診断をおろそかにする医院では決して受けないでください。
また少しでもその治療に疑問を持ったなら、セカンドオピニオン(他院で診察)を行ってください。自分の口腔内を守るのは自分です。
一歩引いた考えを持ってください。

 

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記事の著者

海谷 幸利

海谷 幸利(かいや ゆきとし)

経歴
1996年 海谷歯科医院 開業
歯学博士
所属学会・スタディグループ
5-D Japan メンバー
OJ 正会員
EAED(ヨーロッパ審美学会)アフィリエイトメンバー
東京SJCD会員
国際インプラント学会 認定医(ICOI)
AAP会員
南カリフォルニア大学客員研究員
日本顕微鏡学会会員
日本歯周病学会会員

60代女性「歯に穴が開いている」銀歯の中で虫歯が進行した歯を抜歯し「ジルコニアブリッジ」で自然な見た目に仕上げた症例[2023年11月08日]

患者 60代女性
主訴 「歯に穴が開いていて少し匂いがする。検査してほしい」とご相談いただきました。
診断 拝見すると、右下の奥歯(第1大臼歯/6番)に保険適応の銀歯が装着されていました。

レントゲン撮影をしたところ、銀歯の中で、治療した歯が再び虫歯になる「二次虫歯」になっていました。
虫歯が深く大きな穴が空いていたため、抜歯が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容 虫歯が進行した銀歯は残せないことをお伝えし、抜歯の同意をいただきました。

抜歯後の治療として、両隣の歯を削って繋げる橋渡しの被せ物「ブリッジ」と、人工歯根を埋め込む「インプラント」の説明をしたところ、患者様はブリッジの治療を選択されました。

まず抜歯を行い、両隣の歯に仮歯「テンポラリークラウン」を装着し、傷口の回復を待ちました。

傷口が回復したことを確認した後、型取りを行い、自然な見た目で強度もある「ジルコニア」のブリッジを装着しました。

治療期間 約6週間
費用 390,000円
術後の経過・現在の様子 天然歯のように自然で美しい仕上がりになりました。
治療から6ヶ月が経ちましたが、痛みや違和感もなく経過は良好です。

患者様にも「銀歯がなくなったので、自信を持って口を開けられるようになった」と大変ご満足いただきました。

今後も定期検診でご来院いただき、経過を観察する予定です。

治療のリスク ・ブリッジの装着に際し、天然歯を削る必要があります
・土台となる歯に負担がかかるため、将来的に歯が揺れたり、歯の根が割れたりする可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、被せ物が破損する可能性があります

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者
 
 

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
抜歯と同時にテンポラリークラウン(仮歯)を装着しました。

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
自然な見た目の「ジルコニアブリッジ」が装着されました。

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
自然な見た目の「ジルコニアブリッジ」が装着されました。

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