まず、入れ歯と大きく違うのは動かないという点です。 インプラントが骨にきっちりとくっついてしまうので、基本的には天然歯と同じように噛めるという点が1つです。
あとは見た目も基本的には歯に近いので、お口の開けた時に自然な形でみえるという利点がありますね。
歯の機能と見た目が天然歯とほぼ同じというところがインプラント治療の最大のメリットですね。
これはやはりどうしても個人差はあります。
ただし10年前に比べる格段に痛みは少なくなっていますね。
なぜなら、今のインプランはオペ自体をスムーズにするための研究が進んだたということもあって、インテグレーション(骨の結合)が速く行われる素材になっていますので、オペ時間と期間が大幅に短縮されるようになったことです。
例えば、10年前であれば1本インプラントを埋入するのに20~30分掛かっていたものが、今ではフラップレスのオペを用いれば10分程度で埋入できるようになっているんですよ。
ですから、それだけ患者さんの身体的、精神的負担が軽減されますので、術後の痛みは昔と比べれば格段に減りましたね。
あとはオペ中に口腔内が空気に触れている時間も少なくなりますので、感染防止にもなっていますね。
使用する材料にある程度の費用はかかるということはもちろんですが、ない箇所にまた新たに作るという、いわゆる、自分の歯でないにしろ再生療法に近い治療なので、どうしても一回失った身体のパーツの機能を元に戻すわけですから、やはり費用が高くなってしまうのは事実です。
例えば目の機能や髪の毛を失った場合に再生させるのにも、人間の体の機能を元に戻すということですから決して費用が安いわけではないですよね。
もちろん機能を回復させるという話は前提ですね。
そのために海外研修や講習などに日々通って常に治療技術の向上をしていますね。
現在、インプラントシステムのメーカーは国内外合わせると非常に多くの会社があります。
自社で研究開発データを持ち、科学的根拠のある安全なシステムもあれば、その模倣や類似システムもたくさん存在します。
おそらく経験の浅いドクターはメーカー選びに迷ってしまうと思います。
私の場合、ここ市ヶ谷で開業し、インプラント治療をやるにあたって予知性があり信頼性があるということをポイントにしてインプラントメーカー選びをしました。
その中でも世界で初めて現在のチタン素材のインプラントを開発したブローネマルクインプラントシステムのノーベルバイオケア社は世界№1のシェア率を誇り、40年以上の実績とインプラント臨床数とその成功率、経過年数から見た長期安定性など総合的な判断と全世界的な評価を得ています。
やはり患者様の治療をする際は一番信頼性のある器具等を使いたいので、ノーベルバイオケア社のインプラントを使用しています。
いろいろインプラントも時代とともに変化していますが、ここ15、20年の間でメーカーがいろんなことを開発や新製品を作ってきたわけですが、結局落ち着くところはまた元に戻ってきてる。いわゆる先祖がえりの状態ではないかなと私は思います。
例えば太くて短いインプラントが良いと言われていた時代もあって、表面処理をどういうふうにした良いかという研究もされて、その中からある程度淘汰されて今があるという状態ですね。
基本的には低侵襲いわゆるあまり切りらない、しかも速くという方法論としては昔より簡単にはなってきていますね。
しかし、インプラントの素材という物という視点からみると今までの基本的なオーソドックスな形に長さや太さの形状がやはり信頼性がありますね。
いろんな考え方はあると思うのですが、おそらく今の審美歯科の見方からすると奇麗で白い歯ということですね。
昔と違い白い歯ということだけでなく、今は歯自体の形にもとらわれ、なおかつ顔の形に合った歯でしかも奇麗ということが審美ということ私は考えております。
まず、簡単に言えば金属を使用しないで治療するということです。
その中でも金属アレルギーの方には金属を使用しない素材で、被せ物や詰め物をするというノンメタル治療を用います。
金属アレルギーとは銀や銅にアレルギーがある方のこと言います。
アレルギーがある方に保険の金属であれば銀歯などのいろんな元素の金属が入っている素材を使う訳ですが、その金属を使った場合、そこから金属が唾液の中に染み出ていってアトピー性皮膚炎のような症状出てきてしまう場合がります。
ノンメタル治療ではセラミックやジルコニアを使用するので審美面(見た目)の部分でも非常に良い仕上がりになるので、金属アレルギー以外の患者様も見た目を考えて多く治療されるようになりましたね。
ジルコニアはセラミックなどの被せ物を支える部分の内管(フレーム)に使用されるものですが、これに代えることによって、見た目もそうですが、強度が強いという、この2つの点が利点になりますね。
ジルコニアフレームからはメタルフレームに変更することにより、各段に強度が強くなり、使っていても安心感が全然違いますので、安全性を考えるとジルコニアは今後絶対に欠かせないものですね。
患者さんの要望を最大限に叶えてあげることですね。
例えば、審美歯科の場合、歯ぐきのラインですとか、色の調整ですとか、そういった要望があって患者さんは来院します。
その要望をどこまで満たして満足をしてもらえる治療をすること大切だと思っています。
自分の歯を大切にしてほしいです。削らなくてよい歯はなるべく削りすぎないで欲しいです。
やはり自分の歯で生活することが一番ですから。
どうしても白くしたいなどの要望があれば、今であれば最小限に削って見た目をよくするラミネートべニアもありますし、削らずにホワイトニングをして歯白くすることもできます。
方法はいろいろな選択肢があるので、そこを患者さんには良いとこ取りをしてほしいですね。
そのためにセカンドオピニオンを使うのも手だと思います。
口の中にある虫歯菌と糖(砂糖)が合体して、酵素を出してエナメル質を溶かすことが虫歯です。
もちろんすぐに治療したほうがよいですね。
だだし、進行性の虫歯かそうでない虫歯なのかという点も重要です。
両方とも治療をしなくてはいけませんが、特に進行性であれば早期治療をして虫歯の進行をすぐ止めることがポイントです。
お子さんの場合は進行性の虫歯が多く進行度合いも早いので、早期治療をすることをお勧めします。
一番いいのは糖分を取らないことですが、それはやっぱり無理ですよね(笑)。
ただ、糖分をひかえることはできますよね。
キシリトールのガムを噛むということも虫歯予防法です。
キシリトールの成分は樹脂なので、あの甘さは糖分ではないのです。
だから、歯医者さんはキシリトールをすすめるのです。
虫歯予防には歯磨きとキシリトールを噛むことがおススメですよ。
確かに定期検診に来ているのに歯ブラシをしているにもかかわらず、虫歯になる方もいらっしゃいます。
しかし、虫歯になる原因は必ずどこかにあるのです。その原因が虫歯常在菌が普通の方より多いのか、唾液状態が普通の状態と違うのか、その原因を徹底的に突き詰める必要があります。
そこから食生活改善や衛生指導を交えて虫歯になりやすい歯からなりにくい歯に改善していくのです。
ちなみに余談になりますが、日本のDMF指数といって、“虫歯になったことがあるかについての指数”は、日本ではDMF指数が3歯になったのは、平成11年にようやくなったのですが、欧米ではその15年前に3歯平均になってますから、私たちドクターも患者さんももっともっと虫歯予防に対する意識を持っていくべきでしょうね。
歯周病菌という菌がありまして食物の食べカスを融合してバイオフィルムという細菌層をつくります。
それが歯の表面に付着し、歯磨取りきれないバイオフィルムが徐々に歯にくっ付いて歯の骨を溶かしていくというのが歯周病ですね。
この歯周病が進行していくと最終的には歯が抜けてしまいます。
これが歯科治療の中で一番難しいかもしれないです。
歯周病はドクターと患者さんが一緒になって対応していかないと、どうしょうもない病気なので、二人三脚なって取り組むことがポイントですね。
私たちドクターは歯周治療をして、患者さんは食生活からすべて生活習慣を変える努力をしてもらいます。
歯周病はドクターだけの治療では治らないのです。
患者さんの協力が必要不可欠になってきますね。
もちろんエムドゲインやGTRなのどの再生療法を治療法としては、エビデンスもあり確立されつつあり良い治療です 効果は十分見込めると思いますが、先ほども申し上げたとおり再生療法をしても、今までと同じ生活習慣ではまた元の状態もしくは悪化してしまうので、患者さん自身の協力がないのであればやっても意味のない治療になってしまいます。
美容院と同じで何か月に1回か髪の毛を切りにいきますよね。
身体でも同じである程度時期が立つと検診が必要になってくるのです。まずは定期検診に歯医者に行くことだと思います。
それを踏まえた上で家庭できる予防法はどうすればいいのか?それはその時にその方に最も適したケアの仕方を教えてくれる歯医者さんに出会うことがもっとも重要です。
患者さんへの今までやっていた治療よりもっと高い精度での精密歯科治療をご提供したいと思ったことがきっかけで、高精度手術用顕微鏡(マイクロスコープ)を導入しました。
顕微鏡を用いた歯科診療では、従来の裸眼では確認できなかったお口の中の異常や詰め物などの適合状態をより詳しく確認することができ、治療の効果を高め口腔疾患の再発予防にも高い効果を発揮します。
顕微鏡を使用した精密歯科治療では、虫歯になった歯質をより正確に取り除き、患者さんの歯をなるべく削らずに、また根の治療などでは、より深い確認しずらい部分も正確に治療することができます。
主に以下のような治療の際に用います。
検診
肉眼では見えない虫歯の確認、詰め物の不適合を見逃さないために使います。
精密審美歯科治療
精密に歯を削る量を最小限にするとともに、精密で見た目の綺麗な審美歯科をするために使用します。
審美歯科でのマージン、適合の確認
型とり前のラインの確認、かぶせものやつめものの適合を確認します。
審美歯科で用いる接着性セメントの取り残しの確認
取り残しのセメントは歯石と同じように歯周病の原因となります。
根管治療
肉眼では確認しにくい歯の根の中をマイクロスコープを使うことにより、今まで以上に精密に確実な根管治療をすることができます。肉眼では確認しにくい部分まで拡大して病巣を取り除きますので、病巣の再発の可能性が格段に低くなります。
精密な外科治療
サイナスリフトなど精密さの求められる外科手術に用いています。またマイクロスコープでしか取り扱えない髪の毛より細いような縫合糸は傷跡を目立たせないようにします。
すべての歯科治療に対して非常に有効です。
今までのレントゲンは平面図だったのに対して、CTスキャンは立体的に3次元での診断が可能になります。
これにより今までレントゲンでは写らなかった根尖病巣や骨の状態などはCTを使えば立体的に撮影でき、診断の段階での見落としなどを減らすことができます。
CTを使えば口腔内の診断の精度を各段に上げることができます。
みなさんはCTスキャンと言えば、大学病院や総合病院にある大きな装置を連想されるでしょう?
近年の歯科治療も治療技術の進歩と共に、より精密に正確で高度な診査、診断、治療を求められるようになりました。
これらのことから歯科医院でもCTスキャンを導入し精度の高い診断をできる体制の医院が増えてきています。
今までであればCT撮影をする場合、大学病院や総合病院まで出向いて頂き撮影をするケースがほとんどでしたが、院内にCTを導入することにより、疑わしい病巣などがあれば即座に撮影することが可能なので時間の短縮と診断能力が格段に上がります。
すべての治療に対して診査・診断の精度を高めることができます。診査・診断の精度を高めるということは治療結果が良い結果につながる大きな要因であります。
主な歯科治療とCTスキャン
・インプラント治療
インプラントを埋入する骨の幅などを調べることができます。またCTのデータを基に治療前に埋入傾度などシミュレーションをすることによりインプラント治療をより良い結果に導くことができます。インプラント治療ではCT撮影をすることが必須と言えるでしょう。
・根管治療
CTスキャンを使用することで歯の根の状態が立体的に詳細なデータを得ることが、病巣の見落としなくすことができ、根管治療の成果を正確に把握することができます。
・歯周病治療
歯周病は細菌感染による骨の破壊が起きる病気であるため、骨の破壊の程度などをよりリアルに見て判断することができます。また、骨の状態からおおよその歯の寿命を積算することも可能です。従って、非常に予知性の高い治療が行えます。定期検診などのオプションとして利用すれば、要注意部位をCTで比較することでより詳しい現状を説明できます。
・親知らずの抜歯
親知らずの抜歯をする場合、重要部分は親知らずが神経の近くある場合です。抜歯するときに神経を傷つけずに抜歯しなくてはなりません。そのためCTを活用することで3次元的に親不知の傾斜や神経の位置が確認できるので、より安全に抜歯することが可能です。
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