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症例

40代女性 欠けた奥歯の神経を残しながら耐久性に優れたジルコニアで修復した症例[2026年07月24日]

患者 40代女性
主訴 「歯が欠けたので診てほしい。なるべく歯や神経は残したい」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、左上奥歯には噛む面と側面の一部を覆う金属の詰め物が装着されていましたが、その下の歯が欠けている状態でした。
患者様は噛み合わせの力が強く、日常的に歯へ大きな負担がかかっていたことが、歯が欠けた原因だと考えられました。

このまま放置すると、欠けた部分から神経に刺激が伝わり、しみたり痛みが出たりするおそれがあります。
さらに症状が進行すると、神経の治療が必要になる場合もあります。

以上のことから、可能な限り歯や神経を残しながら、欠けた歯を治療する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容 診断結果と、患者様の「なるべく歯や神経を残したい」という希望をふまえ、今回は「神経保存療法」を提案し、同意いただきました。
神経保存療法は歯の神経を残すことができる治療法ですが、状態によっては再度神経の治療が必要になる場合があります。

まず、欠けた部分を丁寧に処置し、神経を保護する材料「セラカル」を使用します。
そして、その上から詰め物を安定して支えるための土台となる材料「セラベース」を重ね、歯を補強しました。

続いて、被せ物を装着するために形を整えて仮歯を装着し、約3週間経過観察を行いました。

その後、痛みやしみる症状が見られなかったため、最終的な被せ物を作製するために精密な型取りを行います。
患者様は噛み合わせの力が強く、歯への負担が大きいことから、被せ物には強度と耐久性に優れた「ジルコニア」を選択しました。

後日、完成した被せ物を装着し、見た目や噛み合わせに問題がないことを確認して、治療を終了しています。

治療期間 約1ヶ月
費用 143,000円
(材料代含む)
治療のリスク ・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療前 | 市ヶ谷・歯医者
詰め物の下の歯が欠けています。

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
神経を保護する材料と詰め物を安定して支えるための土台となる材料を重ねて、歯を補強しました。

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

40代男性 虫歯が再発した奥歯に根管治療を行いジルコニアで修復した症例[2026年07月24日]

患者 40代男性
主訴 定期検診でお越しいただいた際、「右上の奥歯にものが挟まる」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、過去の治療で保険診療の銀歯を被せた右上奥歯の周りに、わずかなすき間ができていました。
現時点では痛みなどの強い症状はなかったものの、詳しく状態を確認するためレントゲンを撮った結果、銀歯の下で虫歯が再発していることが判明しました。

虫歯の再発は、今回のような詰め物や被せ物の境目に生じたごく小さなすき間から細菌が入り込むことで発生し、気づかないうちに内部で虫歯が広がっている場合があります。

このまま放置すると、虫歯がさらに進行して歯の大部分を失ったり、強い痛みが出たりする可能性があるため治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容 虫歯は歯の神経(歯髄)に達する深さまで進行していたため、神経の処置(根管治療)をしたのち、ジルコニアで新しい被せ物を作製・装着することを提案し、同意いただきました。

根管治療とは、感染した神経や細菌を丁寧に取り除き歯の根の中を洗浄・消毒して密閉することで、再び細菌が入らないようにする方法です。
歯を抜かずに温存できる可能性が高まり、痛みや腫れの原因を根本から取り除くことができます。
一方で、歯の内部を処置することで治療後は歯がややもろくなることがあるため、適切な被せ物で補強する必要があります。

そのため、治療後の修復には強度と審美性の両立を重視し、被せ物の素材としてジルコニアを選択しました。
ジルコニアは、強度が高く自然な白さと美しさを兼ね備えた素材で金属アレルギーの心配が少ない点がメリットです。
一方で、非常に硬い素材のため適切な噛み合わせの調整を行わないと噛み合う相手の歯を傷つけてしまう可能性があります。

まず、古い銀歯を取り外し、その下に広がっている虫歯を除去します。
次に、歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用して、肉眼では確認しにくい複雑な歯根の管を拡大しながら丁寧に清掃しました。
レントゲン写真でも確認できるように、この歯には4本の根管が存在しているため見落としがないよう慎重に処置しています。

根管内の清掃が完了したあと、殺菌性と封鎖性に優れたMTAという材料を用いて、根管を緊密に封鎖する根管充填を行いました。
その後、被せ物をしっかりと支えられるよう歯の形を整え、新しい被せ物がぴったり合うように精密な型取りを行っています。

後日、完成したジルコニアの被せ物を奥歯に装着し、見た目や噛み合わせに問題がないかを確認したうえで治療を終了しました。

治療期間 約5週間
費用 約260,000円
(根管治療)
治療のリスク ・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・まれに根管治療後も再治療、外科手術、抜歯などの処置が必要となる場合があります
・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者
虫歯が再発しています

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
4根管

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

50代女性 被せ物がはずれた奥歯に精密根管治療を施しジルコニアクラウンで修復した症例[2026年07月24日]

患者 50代女性
主訴 「歯が取れた」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、左下奥歯に装着されていた被せ物が外れ、土台となる歯の根が露出していました。
レントゲン画像を確認した結果、過去の歯根治療が十分ではなく、根の周囲組織に炎症が生じる「慢性歯根膜炎(まんせいしこんまくえん)」の状態であることがわかりました。

このまま放置すると、炎症が進行して根の周囲の骨がさらに溶け、最終的には歯を抜かなければならない可能性があるため、治療が必要です。

行ったご提案・治療内容 患者様は「できる限り自分の歯を残したい。精密な治療を受けたい」と強く希望されました。
そこで、左下奥歯を温存するため過去の古い薬剤を取り除き、根の内部を清掃する再根管治療が必要であることをお伝えしました。
また、今回はより精密な処置が求められたため、以下の方法で進めることを提案しています。

・歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)の使用
肉眼では確認しにくい細かな根の管まで拡大して観察できるため、感染源をより確実に除去できる
メリット:治療精度が高く、再発リスクを低減できる
デメリット:治療時間が長くなる場合がある

・MTAセメントによる根管充填
根の先端までしっかり清掃したあと、密閉性と殺菌性に優れたMTAセメントで根の内部を緊密に封鎖する
メリット:細菌の再侵入を防ぎ、治療後の安定性が高い
デメリット:材料費に費用がかかり、自由診療となる場合がある

・ジルコニアクラウンによる修復
治療後は強度と審美性を兼ね備えたジルコニア素材の被せ物で歯を補強する
メリット:見た目が自然で、長期的に変色しにくい
デメリット:強く当たりすぎると噛み合う相手の歯を傷つけることがある

それぞれのメリット・デメリット、根の形状によっては再治療が難航する可能性があることなどについても十分に説明し、治療に同意いただきました。

まず、左下奥歯の根に詰められていた古い薬剤を慎重に除去します。
次に、歯科用顕微鏡を用いて根の内部を拡大しながら、見えにくい枝分かれした管の汚れまで丁寧に清掃しました。
根管内が清潔になったことを確認したあと、MTAセメントを根の先端までしっかりと詰めて密閉しています。
その後、歯の強度を補うために土台を作ったうえで歯の形を整えて型をとり、ジルコニアクラウンを作製しました。
最後に、完成したジルコニアクラウンと歯との間に隙間ができていないか、適切な噛み合わせになっているかを確認してから装着し、治療を終了しました。

治療期間 約4週間
費用 約255,000円
(根管治療+補綴治療)
治療のリスク ・まれに根管治療後も再治療、外科手術、抜歯などの処置が必要となる場合があります
・治療中まれに器具の破折、被せ物や詰め物など修復物の損傷、歯の破折が起こる場合があります
・治療中や治療後に不快症状が出たり、治療後に痛みや腫れなどが生じたりする可能性があります
・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
MTAセメントで根の内部を緊密に封鎖しました。

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

60代女性 歯を支える骨が深く溶けた奥歯に歯周組織再生療法と被せ物治療を施した症例[2026年06月25日]

患者 60代女性
主訴 「噛むと痛みがあるのと、歯ぐきから時々出血する。できる限り自分の歯を残して治療したい」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、左下奥歯の歯ぐきに強い炎症があり、歯を支える骨や歯ぐきに影響を及ぼす慢性歯周炎(歯周病)が進行していました。
検査を行った結果、歯を支える骨が歯の手前側で約10mmにわたり深く失われており、骨が縦方向に大きく減少した状態(垂直性骨欠損)が確認できました。

このまま炎症が続くと、土台の骨がさらに減って歯を支える力が弱くなり、将来的に抜歯が必要になる可能性があります。

以上を踏まえ、患者様のご希望に沿い、歯をできるだけ温存する治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容 診断結果を丁寧に説明したうえで、歯を支える骨や歯ぐきを再生させる治療 (歯周組織再生療法) を提案し、同意いただきました。
この治療であれば、通常なら抜歯が避けられないような歯でも温存できる可能性が高まります。
ただし、外科的な処置が伴うため術後の腫れや痛みが出たり、骨の状態によっては期待通りに再生が進まなかったりする場合があります。

まず、局所麻酔をかけたうえで左下奥歯の歯ぐきを開き、骨が溶けた部分に生じた不要な組織(不良肉芽組織)を取り除きます。

その後、歯周組織の再生を促すタンパク質製剤(リグロス)と骨の代わりとなる人工骨材料(サイトランス)を欠損した部分にしっかりと充填し、歯ぐきを細かく縫合し処置を終えました。

処置後は経過を慎重に観察していましたが、約2年後、装着していたプラスチック製の冠(レジン冠)が噛み合わせの力で破折してしまいました。
そこで改めて患者様と相談し、強度が高く歯にしっかりフィットするゴールド(金合金)の被せ物を作製することとしました。
歯の形を整えたあと型取りを行い、完成した ゴールドクラウン を丁寧に調整して装着し、治療を終了しています。

治療回数 1回
(24ヶ月後被せ物補修)
費用 165,000円
(材料代含む)
治療のリスク ・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります
・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します
・外科処置後のメンテナンスを怠ると、良好な結果が得られない可能性があります

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者治療終了から6ヶ月後の写真です。

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

治療後 | 市ヶ谷・歯医者治療終了から2年後の写真です。

60代女性 温存が難しい左上奥歯を抜いてインプラントで治療した症例[2026年05月28日]

患者 60代女性
主訴 「左上奥歯を治療したい。現在通院している歯科医院では対応できないとのことで、こちらを紹介された」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、左上奥歯には複数の歯をつないで橋渡しのように歯を補う被せ物「ブリッジ」が装着されていました。
詳しく検査をした結果、土台となっている歯の骨が著しく溶けており、歯の温存が難しい状態です。

このまま放置すると、周囲の骨や隣接する歯にまで炎症が広がるおそれがあります。
以上のことから、早急に抜歯を行い、歯を補う必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容 患者様には以下の治療計画を提案し、同意いただきました。

1:抜歯
ブリッジ奥側の土台である左上奥歯(第2大臼歯)は温存が難しいため、抜く必要があります。

2:被せ物(クラウン)
ブリッジ手前側の土台である左上奥歯(第1小臼歯)は温存可能なため、ブリッジを外したあとに被せ物を新しく作り、装着します。

3:インプラント
抜歯した部位とすでに欠損していた部位に、インプラントを埋入します。
インプラントとは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に被せ物を装着する治療方法です。
メリット:隣接する歯を削る必要がない。顎の骨に直接固定するため、安定性が高い
デメリット:外科処置を伴うため治療期間が長くなる。自費診療なので費用がかかる

またインプラントを埋入するにあたり、CT撮影で骨の状態を確認したところ、インプラントを埋入する部位の骨がほとんど残っていないことが判明しました。
上顎奥歯の上には「上顎洞(じょうがくどう)」と呼ばれる空洞があるため、骨量が不足している場合、そのままインプラントを埋入することができません。

そのため、インプラント埋入前に、上顎洞の底部を持ち上げて骨の厚みを確保する外科処置「サイナスリフト」が必要であることを説明しました。
加えて、骨量が非常に少ないため、サイナスリフトと同時にインプラントを2本埋入することは難しく、治療を段階的に分けて進める必要がある点もお伝えしています。

まずはブリッジを除去し、局所麻酔を行ったあと左上奥歯(第2大臼歯)を抜きます。
抜歯後は骨の治癒を待つため、約4ヶ月間の経過観察を行いました。
またこの期間中、左上奥歯(第1小臼歯)に被せ物を装着しています。

抜歯時の傷が治癒したことが確認できたため、歯茎を切開して骨を露出させます。
続いてサイナスリフトを行って骨の高さを確保し、1本目のインプラントを埋入しました。
その後、歯茎を縫合し、骨との結合を待つために再び経過観察期間を設けます。

約8ヶ月後、骨の状態が良好であることを確認してから、2本目のインプラントを埋入しました。

2本目のインプラントを埋入してから約4ヶ月後、インプラントの安定度を数値で測定する機器「オステル」で計測したところ、基準値である70以上を記録したため、インプラントに取り付ける被せ物を作製します。

最後に、完成した被せ物を装着し、見た目や使用感に問題がないことを確認して、治療を終了しました。

治療期間 約1年4ヶ月
費用 約1,200,000円
(インプラント2本・サイナスリフト)
治療のリスク ・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります
・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、被せ物が割れる可能性があります

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

その他

その他 | 市ヶ谷・歯医者

その他 | 市ヶ谷・歯医者
1回目の埋入時の画像です。

その他 | 市ヶ谷・歯医者
2回目の埋入時の画像です。

60代女性 歯根が折れた左下奥歯を抜いてインプラント治療を行った症例[2026年05月22日]

患者 60代女性
主訴 定期健診で来院された患者さまより「歯が痛い」とご相談いただきました。
診断 レントゲン撮影をしたところ、左下奥歯(第2小臼歯)の根に問題があることがわかりました。
そこで、被せ物を外してさらに詳しく検査をすると、歯根に亀裂が入って割れてしまう「歯根破折(しこんはせつ)」が生じていました。

この状態では、再び被せ物を装着して歯を温存することは難しいと考えられます。

このまま放置すると、炎症が広がって周囲の骨が溶けたり、隣接する歯や噛み合う歯に悪影響を及ぼしたりするリスクがあります。

以上のことから、保存が難しい左下奥歯を抜いたうえで、欠損部分を補う必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容 抜歯後の欠損部を補う方法として、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する「インプラント治療」を提案しました。

インプラント治療は、隣接する歯を削る必要がなく天然歯に近い噛み心地が期待できる一方、外科処置が必要で治療期間が長くなったり、自費診療で費用負担が大きくなったりする点がデメリットです。

また、通常は抜歯後に骨の回復を待ってからインプラントを埋入しますが、骨や全身の状態が良好な場合、同日に処置を行う「抜歯即時埋入インプラント」が可能です。
抜歯即時埋入インプラントは、インプラントと骨がしっかりと結合するまで経過観察が必要になるものの、全体を通して治療期間の短縮が見込めます。

今回は患者様の年齢や骨の状態などを考慮し、抜歯即時埋入インプラントも併せて提案しています。

以上の治療計画を丁寧にお伝えしたところ、患者様は以前当院でインプラント治療を受けていたこともあり、治療に同意いただきました。

まずは局所麻酔を行い、左下奥歯(第2小臼歯)を周囲の骨や歯茎に負担がかからないよう配慮しながら抜きます。
続いて、抜歯後の骨の状態を確認したうえで、位置や角度を慎重に調整しながらインプラントを埋入しました。

今回は、抜歯後の骨量と形態に問題がなく、埋入したインプラントが安定して固定できる状態だったため、予定通り抜歯即時埋入インプラントを行うことができました。

経過観察期間を経て、歯茎の治癒、インプラントと骨の結合が確認できたため、インプラントに装着する被せ物を作製するための型取りを行います。

後日、完成した被せ物を装着し、見た目や噛み合わせに問題がないことを確認して、治療を終了しました。

治療期間 約4ヶ月
費用 約450,000円
治療のリスク ・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります
・高血圧、貧血・不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、被せ物が割れる可能性があります

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

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治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

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60代女性 銀歯をジルコニアクラウンで修復した症例[2026年05月21日]

患者 60代女性
主訴 当院で左下の奥歯にインプラント治療を受けられた患者様です。
「左下の銀歯が気になるのでやり直したい」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、左下の小臼歯に装着されている銀歯は歯にぴったり合っていない状態でした。
被せ物と歯の間にはわずかな隙間や段差ができており、食べかすや細菌が付着しやすくなっています。

このまま放置すると、被せ物の内部で虫歯が再発したり歯ぐきが腫れたりするリスクが高まります。
患者様も銀歯のやり替えを希望されており、お口の健康と審美性のためにも被せ物を新しく作り直す必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容 診断結果を丁寧にお伝えしたうえで被せ物の再治療を提案し、同意いただきました。

今回治療する小臼歯は、奥歯としてしっかり噛める強度だけでなく隣接するインプラントとも馴染む自然な見た目が求められます。
そのため、セラミック材料の一種であるジルコニアを使用した被せ物「ジルコニアクラウン」をおすすめしました。
ジルコニアは天然歯に近い色調を再現でき、非常に高い強度を持つため奥歯にも適した素材です。また、金属を使用しないため金属アレルギーの心配がありません。
一方で、自由診療となるため費用負担が生じること、噛み合わせの状況によっては噛み合う相手の歯に負担がかかる可能性があることも併せてお伝えしています。

まず、古い銀歯を慎重に除去します。
歯の内部や根を確認したところ状態は良好で追加処置は不要だったため、精密な被せ物を製作する目的で歯の形を丁寧に整え、型取りを行いました。
後日、技工所で製作したジルコニアクラウンを装着し、見た目や噛み合わせに問題がないことを確認して治療を終了しました。

治療期間 約2週間
費用 約130,000円
(補綴治療)
治療のリスク ・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

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治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

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60代男性 歯の欠損で不安定になった歯並びと噛み合わせを矯正治療やインプラントで改善した症例[2026年05月07日]

患者 60代男性
主訴 「噛むと痛みがあり、食べ物をうまく噛むことができない」とご相談いただきました。
現在通院中の歯科医院では、痛みに対する処置を中心に治療を受けているとのことです。
診断 拝見したところ、右上4本(第1大臼歯、第2大臼歯、第1小臼歯、側切歯)、左上1本(第1大臼歯)、左下2本(第1大臼歯、第2大臼歯)、右下1本(第1大臼歯)の計8本が欠損していました。
さらに、左上2本(側切歯、第1小臼歯)は虫歯が進行し、歯の大部分が失われて歯根だけが残っている状態です。

歯が抜けたまま長期間過ごしていたため、残っている歯が空いたスペースに傾いたり移動したりしており、噛み合わせの位置にずれが生じています。
その結果、残っている歯に不自然な方向から力がかかっていました。

さらに、歯を失うたびに噛み合わせの高さが低くなるため、顎の位置そのものもずれています。
こうした噛み合わせ全体の崩れが、噛んだとき痛む主な原因であると考えられました。

このまま放置すると、残っている歯が折れる、さらに歯を失う、顎の骨や顎関節への負担が増えるなどして、症状が悪化するおそれがあります。

以上のことから、全体的に噛み合わせを回復させる治療が必要だと診断しました。

行ったご提案・治療内容 一時的に痛みを抑えるだけの治療では根本的な改善につながりません。
そこで口腔内全体を整えるための治療方針を提案し、同意いただきました。

・顎の位置と噛み合わせの高さを整える
・歯並びを改善するために矯正治療を行う
・失われた歯を補うために、顎の骨に人工歯根を埋入し、その上に人工歯を装着するインプラント治療を行う

この治療であれば噛み合わせ全体のバランスを整えることが可能なので、しっかりと噛めるようになり、残っている歯への負担も軽減することができます。
一方で、治療期間が長期にわたること、複数の治療を組み合わせるため費用負担が大きいことなどがデメリットです。

はじめに、噛み合わせと顎の位置を改善するため、全体のバランスを見ながら調整を行います。

まず、歯根だけが残っている左上の2本(側切歯、第1小臼歯)を抜きました。
続いて、歯の表面にブラケットと呼ばれるボタン状の器具を接着し、そこにワイヤーを通して歯並びを整える「マルチブラケット装置」を装着します。
歯と歯の間にすき間を作る小さなバネ状の装置「コイルスプリング」も併用して、歯を動かすスペースを確保しながら、傾いていた歯や位置がずれていた歯を適切な位置へと移動させ、歯並びと噛み合わせを整えました。

矯正治療後は、欠損部位にインプラントを埋入します。

その後、インプラントに仮歯(プロビジョナル)を装着し、実際に噛んだときの感覚や顎の位置を確認しながら、違和感が出ないよう細かく調整を行いました。

また、治療中に状態の改善が難しいと判断した上左右奥歯(第2小臼歯)2本は抜き、右上奥歯には複数の歯を連結して補う被せ物「インプラントブリッジ」を、左上奥歯にはインプラントを追加で埋入しています。
そのため、インプラントは合計7本使用しました。

最後に、全体の噛み合わせが安定したことを確認したうえで、インプラントに最終的な被せ物を装着し、治療を終了しています。

治療期間 約5年
費用 約5,727,000円
治療のリスク ・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります
・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・土台となる歯に負担がかかるため、将来的に歯が揺れたり、歯の根が割れたりする可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、被せ物が割れる可能性があります

治療前

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治療中

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40代女性 欠けたプラスチックの詰め物を除去してセラミックのインレーで修復した症例[2026年05月07日]

患者 40代女性
主訴 「歯が欠けたので治療してほしい」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、右下奥歯には白いプラスチック素材であるコンポジットレジンの詰め物が装着されていましたが、一部が割れて欠損していました。

患者様の噛む力は特別強いわけではありませんが、詰め物だけでなく歯の縁まで欠けていることから、コンポジットレジンの強度が十分でなかったおそれがあります。
その結果、噛む力をうまく受け止めることができず、歯と詰め物の境目に負担が集中して欠けてしまったと考えられました。
コンポジットレジンは、見た目が白く保険診療内の治療のためよく使用されますが、プラスチック素材なので経年劣化で欠けやすくなることがあります。

このまま放置すると、欠けた部分から細菌が侵入して虫歯の原因になったり、さらに大きな破折につながったりするリスクがあるため、早急に修復する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容 診断結果を踏まえて、修復の際は強度と審美性を兼ね備えた素材が必要だと判断し、セラミック素材の詰め物である「E-MAX(イーマックス)インレー」による修復を提案し、同意いただきました。

メリット
・天然歯に近い色調で、審美性に優れている
・強度が高い

デメリット
・自費診療なので比較的費用がかかる
・強い衝撃がかかると、欠けたり割れたりするリスクがある

まず、右下奥歯に残っているコンポジットレジンを慎重に除去します。

続いて、歯の形を整えて精密な型取りを行い、E-MAXインレーを製作しました。

後日、完成したE-MAXインレーを装着して噛み合わせを丁寧に整え、見た目や使用感に問題がないことを確認し、治療を終了しています。

治療期間 約2週間
費用 約100,000円
(詰め物治療)
治療のリスク ・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

70代男性 歯根が割れた右上の前歯を抜歯後に部分入れ歯で治療した症例[2026年04月21日]

患者 70代男性
主訴 定期検診で通院中の患者様に「噛むと右上の犬歯に痛みがある」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、右上の犬歯には被せ物が装着されていました。
被せ物が装着されていると、レントゲン検査で歯の内部の状態を正確に確認することは困難です。

そこで、原因を詳しく調べるため被せ物を慎重に取り外し歯の内部を確認したところ、歯根が縦方向に割れる「歯根の垂直破折」が認められました。
この状態になると、隙間から細菌が入り込んで周囲の骨や歯ぐきに感染が広がったり、接着や修復による温存が困難になったりします。

また、このまま放置すると痛みや腫れが悪化し周囲の組織にも影響が及ぶ可能性があるため、抜歯が必要ですが、歯を抜いたままにすると隣の歯が動いて噛み合わせや歯並びに影響が出るおそれもあります。

以上のことから、抜歯したあとに歯を補う治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容 抜歯後に歯を補う方法には、欠損歯の両隣の歯を支えにして歯を補うブリッジ・インプラント・入れ歯の3つの治療法がありますが、患者様の場合、右上の犬歯の両隣の歯は治療されているためブリッジによる治療は困難です。
そこで、インプラントまたは入れ歯による治療を提案しました。

・インプラント
顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を固定する方法
メリット:隣の歯に負担をかけず、天然歯に近い見た目や噛み心地が得られる
デメリット:外科手術が必要となるため、治療期間が数ヶ月単位になる。また、費用面の負担が比較的大きい

・取り外し式の部分入れ歯
金属製のバネ「クラスプ」を使用せず、やわらかい樹脂素材で作製する入れ歯「バルプラスト」で欠損部を補う方法
メリット:審美性に優れており、装着しても目立ちにくい
デメリット:インプラントと比べると安定感に違いが出る場合がある。快適に使用するためには定期的な調整が必要

患者様は当初インプラントを希望されたものの、治療期間が長くなることから「まずは入れ歯で様子をみたい」とバルプラストによる治療を選択されました。

まず、感染の拡大を防ぐために右上犬歯の抜歯を行い、歯ぐきや骨が安定するまで一定期間経過を観察します。
十分な治癒を確認したうえでお口全体の型取りを行い、技工所で入れ歯を作製しました。
後日、完成した入れ歯を患者様のお口に合わせて細かく調整し、装着時の違和感や噛み合わせに問題がないかを丁寧に確認して、治療を終了しました。

治療期間 約5週間
費用 約150,000円
治療のリスク ・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります
・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します
・着脱式のため、食後の清掃が必要です
・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります
・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

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治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

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治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

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