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症例

40代女性 「ジルコニア」で欠けた詰め物を修復し「ラミネートベニア」を用いて歯の隙間を審美的に改善した症例[2024年07月11日]

患者 40代女性
主訴 「歯が欠けたのできれいに治したいのと、歯の隙間も埋めたい」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、右下の奥歯はプラスチック製の「コンポジットレジン」で虫歯治療がされていたものの、詰め物の一部が欠けていました。
コンポジットレジンは経年劣化により歯との間に段差や隙間が生じやすく、これが原因で欠けたものと考えられます。

このまま放置すると、段差や隙間に汚れが蓄積し細菌が侵入することで虫歯のリスクが高まることから、新しい詰め物で修復する必要があります。

また、患者様は矯正治療を受けておられ、歯並びはきれいに整っていますが、右上の前歯と奥歯の間に隙間が生じており、見た目が良くありませんでした。
矯正後に生じた隙間は見た目だけでなく、今後の歯並びにも影響を与えるおそれがあるため、こちらについても治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容 診断内容を丁寧に説明したうえで、右下の奥歯は古い詰め物を除去し「ジルコニア」の詰め物に交換すること、右上の隙間にはセラミック製の薄い板を歯の表面に貼り付ける「低侵襲ラミネートべニア」で修復することを提案し、治療に同意いただきました。

ジルコニアは、経年劣化しにくく虫歯の再発リスクが低いとされている「セラミック」の中でも、特に強度の高い素材で強い力がかかる奥歯などに適しています。
また、通常の被せ物を使用した修復では、土台となる歯を削って形を整える必要がありますが、低侵襲ラミネートベニアは歯を削らずに見た目の改善が可能です。

まず、右下奥歯の古い詰め物を除去したあと、ジルコニアの詰め物を作製するために形を整えました。そして、右上の前歯と奥歯は、ラミネートべニアを作製するために型取りを行っています。

後日、完成したジルコニアの詰め物とラミネートべニアを一度口腔内に取り付けて、色や形、噛み合わせなどを確認してから最終的にしっかりと装着し、治療を終了しました。

治療から6ヶ月経った現在も、経過は良好です。

治療期間 約3週間
費用 約182,000円
(2本分)
治療のリスク ・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・ラミネートべニアは非常に薄いセラミックのため、強度は弱くなります
・中の歯の色の影響を受けやすいため、変色が強い歯には適さない場合があります
・自費診療(保険適用外治療)です

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
歯の形態も回復しています。

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
歯の形態も回復しています。

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

70代女性 温存が難しい歯を抜き「インプラント治療」でしっかりと噛めるように改善した症例[2024年07月11日]

患者 70代女性
主訴 「噛みしめると歯がうずくようになった」とご相談いただきました。
診断 レントゲン撮影をして詳しく拝見したところ、左下奥歯の歯根が割れており、歯を支える骨もほとんどなくなっている状態でした。これは、歯根や歯茎が細菌感染を起こしたことが原因だと考えられます。

この状態の歯を温存するのはとても難しく、このまま放置すると細菌感染が広がって周囲の歯にも悪影響を及ぼすおそれがあるため、まずは抜歯を行い、その後しっかりと噛めるよう歯を補う治療が必要だと診断しました。

行ったご提案・治療内容 左下奥歯は温存が難しいため、抜歯が適切であることを丁寧にお伝えし、抜歯後の隙間を補う方法として顎の骨にネジを埋め込んで噛めるようにする「インプラント治療」を提案しました。
患者様は、以前、当院でインプラント治療を受けたことがあり、治療の利点をご理解いただいていたため、今回もインプラントを希望されました。

まずは左下奥歯を抜き、歯茎が治癒するのを待ってからインプラントを埋め込む手術を行います。
インプラント埋入の際には、顎の骨の形状や上の歯との噛み合わせを考慮しながら、しっかりと噛める位置にインプラントを配置しました。

インプラントを埋入してから3ヶ月後、顎の骨にインプラントが定着したことが確認できたため、耐久性に優れ自然な白さの「セラミック」の被せ物を作製してインプラントに装着し、治療を終了しています。

治療から3ヶ月が経過した現在も、経過は良好です。

治療期間 約4ヶ月
費用 440,000円
治療のリスク ・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります
・高血圧、貧血・不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者
歯根の感染により抜歯しました。

治療前 | 市ヶ谷・歯医者
術前のレントゲン写真です。

治療前 | 市ヶ谷・歯医者
CT写真です。

治療前 | 市ヶ谷・歯医者
CT写真です。

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者インプラント埋入後3ヶ月が経過した写真です。

治療中 | 市ヶ谷・歯医者インプラント埋入後3ヶ月のレントゲン写真です。

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
適正な位置にインプラントが配置されています。

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
術後のレントゲン写真です。
適正な位置にインプラントが配置されています。

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
適正な位置にインプラントが配置されています。

20代女性 治療途中の歯に根管治療を施し「ジルコニア」の被せ物で美しく修復した症例[2024年07月11日]

患者 20代女性
主訴 「他院で治療中の歯を診てほしい」とご相談いただきました。
診断 レントゲン撮影で詳しく確認したところ、白い詰め物が装着されている右上の奥歯は、歯の神経を取り除く処置「抜髄(ばつずい)」を行っていることが判明しました。
この状態のまま放置すると、顎の骨にまで細菌が感染するリスクも考えられるため、早急に治療を行う必要があると診断しています。
行ったご提案・治療内容 診断内容について丁寧に説明したうえで、もともと神経が入っていた管をきれいに清掃し薬を詰めて封鎖する「根管治療」を行うことをお伝えしました。

根管治療に使用する薬にはいくつかの選択肢がありますが、患者様は「再発しにくい方法でしっかり治したい」と希望されており、保険診療のものでは悪化したり再発したりする可能性があります。
そこで、殺菌効果が高く神経の穴をしっかりと封鎖でき、治療後も長期的な歯の温存に期待がもてる自費診療の「MTA」を提案したところ、同意いただきました。

また、装着されていた詰め物が大きく残せる歯質の量も少ないため、歯全体を覆う被せ物で修復する必要があることも併せてお伝えしています。

まず古い詰め物を取り外し根管治療を施したあと、痛みが和らぎ歯の根がきれいになったことを確認してから、歯の形を整えて土台を作り、被せ物の型取りを行いました。

最終的な被せ物の種類は、患者様が「白い歯にしたい」と希望されたため、自然な白さで強度もある「ジルコニア」を採用しています。
後日、完成したジルコニアの被せ物をしっかり装着し、治療を終了しました。

治療から6ヶ月経過した現在も、経過は良好です。

治療期間 約1ヶ月
費用 約240,000円
(根管治療、被せ物)
治療のリスク ・治療中まれに器具の破折、被せ物や詰め物など修復物の損傷、歯の破折が起こる場合があります
・まれに根管治療後も再治療、外科手術、抜歯などの処置が必要となる場合があります
・治療中や治療後に不快症状が出たり、治療後に痛みや腫れなどが生じたりする可能性があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
調和のとれた白い被せ物を装着しました。

冷たいもの 知覚過敏[2024年07月05日]

みなさんこんにちは。海谷歯科医院海谷です。
かなり暑い日が増えてきました。
この時期は冷たいものを飲むことが多いと思います。
みなさんも冷たいものを口に含んだ時、あ、痛!しみる!といった経験をしたことがある方もいらっしゃると思います。
あれ?昨日まで平気だったのに?前よりしみるなあとか思ったりしたことないですか?

まずは歯医者に行ってみてください。むし歯かもしれません。違うかもしれません。
診断をしてみないとわからないのです。レントゲンをとれば大体の診断は可能です。
もし虫歯でなければ知覚過敏の可能性が高いです。
虫歯ではないので同じ症状でも圧倒的に優位です。
歯を削る必要はないので、こんなことで神経を取りましょうなんていう歯科医なら、すぐさま転院してください。

まずは原因から。
これはブラッシングの仕方がほとんどの原因です。
横磨きを激しくするとほっぺた側の歯茎の退縮を招いて、象牙質の露出によって刺激が神経に伝達するという仕組みです。
一度歯肉が退縮すると自然に元に戻ることはありません。

なので、まず退縮した部分に対し薬液(知覚過敏を和らげる)を塗布したり、家で歯磨き粉(シュミテクト)を使用してもらって、症状が軽減すれば経過観察です。
それでもあまり変わらないようなら、露出した部分に樹脂を貼り付ける処置を行うことが多いです。
この処置は症状の軽減には効果がある処置ですが、経年劣化が早い欠点がありますがこの方法をとることが多いです。

もう一つは、歯肉を他の部位から移植する方法です。
この方法は根本治療になりますので、完全に元に戻すことができます。
しかし外科処置を伴いますので、患者さんが選ばれるのはまれです。最終手段かと思います。
知覚過敏にも色々な手技で対応できますので、しみるからといって悲観的になって安易に神経を取らず、ブラッシングの仕方をあらためて、症状に合った処置をしてもらってください。

 

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記事の著者

海谷 幸利

海谷 幸利(かいや ゆきとし)

経歴
1996年 海谷歯科医院 開業
歯学博士
所属学会・スタディグループ
5-D Japan メンバー
OJ 正会員
EAED(ヨーロッパ審美学会)アフィリエイトメンバー
東京SJCD会員
国際インプラント学会 認定医(ICOI)
AAP会員
南カリフォルニア大学客員研究員
日本顕微鏡学会会員
日本歯周病学会会員
厚生労働省認定臨床研修指導医

歯茎の出血、理由[2024年06月18日]

みなさんこんにちは。海谷歯科医院海谷です。
歯茎から出血したことはありますか?
子供のときはなくても青年以降に経験している方は結構いらっしゃると思います。

何故?基本的には歯肉炎から始まり歯周炎に発展していきます。
原因は汚れ、歯垢です。なのできちんとブラッシング及び口腔ケアを行なっていれば炎症に発展することはありません。

ただきちんとケアしていても、妊娠されていたり全身的な疾患に罹患された場合など、炎症にかかってしまうこともあります。
しかしきちんとブラッシングを行なっていれば、その疾患が治癒すれば歯肉の炎症も治ります。
なのでブラッシングは非常に重要だということです。

昨今言われているのが歯周病と疾患の関係です。
歯周病に罹患している患者さんとそうではない方を比べたときに全身疾患に罹患、または悪化するリスクがはるかに高いということがわかってきました。歯周病は気づかずに進行する疾患です。

ここで唯一早期に発見できる方法が、歯茎からの出血なのです。
多い、少ないに関わらず出血は大事件なのです。
もし歯茎から出血があるようなら、できるだけ早く歯科医院を受診し検査を受けることをお勧めします。
健康は口からです。

 

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記事の著者

海谷 幸利

海谷 幸利(かいや ゆきとし)

経歴
1996年 海谷歯科医院 開業
歯学博士
所属学会・スタディグループ
5-D Japan メンバー
OJ 正会員
EAED(ヨーロッパ審美学会)アフィリエイトメンバー
東京SJCD会員
国際インプラント学会 認定医(ICOI)
AAP会員
南カリフォルニア大学客員研究員
日本顕微鏡学会会員
日本歯周病学会会員
厚生労働省認定臨床研修指導医

40代女性 金属の詰め物の下に再発した虫歯を除去後、「ジルコニア」できれいに修復した症例[2024年06月15日]

患者 40代女性
主訴 定期検診時に虫歯がみつかったため「長持ちする素材できれいに治したい」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、左下の歯(第2小臼歯/5番)に金属の詰め物「メタルインレー」が入っており、詰め物の下で虫歯が再発し、広がっていました。

メタルインレーは保険診療のため安価で強度が高いのがメリットですが、時間の経過とともに劣化するため、歯との間にすき間ができやすいといったデメリットがあります。

患者様の場合も詰め物を装着してから時間が経っており、隙間から汚れが入りこんだことで虫歯が再発したと考えられます。

このまま放置するとさらに虫歯が進行し、痛みが出たり神経が死んでしまったりする可能性があるため、いま装着している詰め物を外し、虫歯を治療して新しい詰め物に替える必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容 過去に治療している歯をさらに削る必要があるため、再び同じ銀歯で治療すると歯が割れてしまう可能性があることをお伝えしたうえで、割れづらい金属製の詰め物、もしくは審美性も耐久性もある「ジルコニア」で修復することを提案しました。
患者様は審美性を兼ねたジルコニアでの修復を選択されました。

まずはメタルインレーを外して虫歯の部分を丁寧に取り除き、きれいに形を整えてから型取りを行いました。その後、完成したジルコニアの詰め物を装着し、バランス良く噛めるように噛み合わせを調整して治療を終了しました。

治療期間 約2週間
費用 約90,000円
治療のリスク ・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・治療後は温かいものや冷たいものがしみる場合があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、ジルコニアが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者
後ろの歯との間に虫歯があります。

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
歯の形もきれいに整いました。

50代男性 根の中で繁殖した細菌を除去して「ジルコニア」で美しく修復した症例[2024年06月15日]

患者 50代男性
主訴 「歯が痛く、歯ぐきも腫れているので治療してほしい」とご相談いただきました。
診断 レントゲンを撮影して詳しく確認したところ、被せ物を装着した左上奥歯(第2小臼歯/5番)の根の先端が黒くなっており、以前神経を治療した歯が再び細菌に感染し、根の先端に膿がたまり骨が溶けている状態だと判断しました。

このまま放置すると感染が広がり顎の骨まで細菌が侵入し、最終的には抜歯になるおそれがあります。
歯の痛みを改善するためにも、根の中で繁殖した細菌を除去する治療が必要だと診断しました。

行ったご提案・治療内容 診断内容について丁寧にご説明し、細菌に感染している病巣部分を洗浄・消毒、きれいにして薬剤を詰める「根管治療」を提案しました。
しっかり治療するためにも歯の根に詰める薬剤は封鎖性と殺菌性に優れた「MTA」を使用すること、また根管治療後は自然な白さと高い強度が特徴の「ジルコニア」の被せ物で修復する方法に同意いただきました。

まず装着している被せ物を取り外し、根管治療を行います。
その後、痛みが和らぎ歯の根がきれいであることを確認してから、被せ物を装着するための土台を作り、歯の形を整え、被せ物の型どりをしています。
後日、完成したジルコニアの被せ物を装着し、治療を終了しました。

治療から6ヶ月経過した現在も、経過は良好です。

治療期間 約1ヶ月
費用 約264,000円
<内訳>
根管治療費、被せ物治療費
治療のリスク ・まれに根管治療後も再治療、外科手術、抜歯などの処置が必要となる場合があります
・治療中まれに器具の破折、被せ物や詰め物など修復物の損傷、歯の破折が起こる場合があります
・治療中や治療後に不快症状が出たり、治療後に痛みや腫れなどが生じたりする可能性があります
・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、元の歯が薄いためセラミックが割れることがあります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者
骨が溶けています

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
前回の根管治療で詰めたあと、汚染された薬剤を除去しました

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
MTAをしっかり詰めました

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
根管を封鎖したあとに土台を装着しました

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

40代女性 歯の根の周りの炎症を「根管治療」で改善し見た目も美しくした症例[2024年06月14日]

患者 40代女性
主訴 「現地の歯科医院で歯の根っこの病気を指摘された。たまにうずいて気になるのでしっかり治したい」とご相談いただきました。
オーストラリアから来院いただいた患者様です。
診断 拝見したところ、うずく症状があるのは銀歯が装着されていた右上の歯(第1小臼歯/4番)でした。

違和感の原因を調べるためレントゲン撮影で詳しく確認した結果、銀歯の下には神経に達する大きな虫歯があり、歯の根の先とその周辺組織には黒い影が見られました。
虫歯により歯の神経が通る「歯髄」が細菌感染し、歯の根の周りに炎症が起こる「歯根膜炎」が原因で膿が溜まっている状態です。

患者様は完治を希望されており、虫歯治療と歯根膜炎をしっかり改善する治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容 根の周りの炎症は歯の神経が原因で引き起こされているため、まず虫歯を除去し、感染した神経を取り除いて歯髄内部をきれいにしてから薬を詰める治療「根管治療」が必要であることを説明しました。

根管治療に使用する薬にはいくつかの選択肢がありますが、今回の場合は保険診療のものでは悪化したり再発したりする可能性があるため、殺菌効果が高く神経の穴をしっかりと封鎖できる自費診療の「MTA」を提案したところ、同意いただきました。

併せて、虫歯が大きく残せる歯質の量が減ってしまうため、歯全体を覆う被せ物を装着する必要があることもお伝えしています。

根管治療を施したあと歯の形を整えて土台を形成し、自然な白さで強度もある「ジルコニア」の被せ物を装着して、治療を終了しました。

治療期間 約1ヶ月
費用 約240,000円
<内訳>
根管治療、被せ物
治療のリスク ・治療中まれに器具の破折、被せ物や詰め物など修復物の損傷、歯の破折が起こる場合があります
・まれに根管治療後も再治療、外科手術、抜歯などの処置が必要となる場合があります
・治療中や治療後に不快症状が出たり、治療後に痛みや腫れなどが生じたりする可能性があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
根管2本にMTAを詰めました

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
周囲の歯となじんだ被せ物が装着されています

ラミネートベニアとセラミッククラウンとの違い[2024年05月15日]

みなさんこんにちは。海谷歯科医院海谷です。

ここ10年前ぐらいからMIという言葉を聞かれたこともあると思います。MIを一言で言うと低侵襲治療ということでしょうか。
少ない治療範囲、治療行為で最大限の効果を得るという治療法になります。

例えば同じ歯を白くする方法で全て削って被せる方法、一部削って被せる方法、歯に薬液を浸透させて白くする方法があります。
ここで言えば同じ効果を得られるならば最後の方法が一番侵襲が低い方法と言えます。しかしそんなに世の中は甘くはありません。(笑)

これがいわゆるホワイトニングという治療法です。効果は人それぞれになり時間と回数がかかります。費用的には一番抑えられます。
もちろん歯の形態は変えることはできないので、歯の形のよく治療をしていない健全歯が適応となります。
歯を治すというよりは色を白くするということになります。

セラミッククラウンは歯を360度削ってセラミックを被せる方法です。これは適応が一番広く、色がついた処置歯(失活歯)も元通りに形態も色も戻すことができます。
侵襲は一番大きくなるデメリットはありますが確実な方法と言えます。

ではラミネートベニアとはどういう治療法でしょうか?
わかりやすくいえば歯の表面だけを一層削って、爪のような薄いセラミックを歯に貼り付ける方法です。
歯を削ることは削りますがエナメル質内に留めるため、歯の強度は保たれます。
ある程度の歯の形態も回復させることも可能になります。

これを聞くだけであれば一番良い治療法と言えますが、やはりデメリットもあります。

  • 被せ物が薄いため強度が弱い
  • 被せ物が薄いため下の歯の色を拾いやすい(審美的に不利)
  • 噛み合わせがタイトな患者には使用できない
  • 被せ物に比べ取れやすい

というようなデメリットがあります。
しかし条件が整えば非常に優秀な治療法です。
今は治療法が多岐にわたります。きちっと診断、説明してくれる歯科医院を選んでください。
歯を一生使えれば元気でいられますから。

 

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記事の著者

海谷 幸利

海谷 幸利(かいや ゆきとし)

経歴
1996年 海谷歯科医院 開業
歯学博士
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南カリフォルニア大学客員研究員
日本顕微鏡学会会員
日本歯周病学会会員
厚生労働省認定臨床研修指導医

50代男性 虫歯を取り除き「ジルコニアクラウン」で噛み合わせと見た目を改善した症例[2024年05月15日]

患者 50代男性
主訴 「歯に穴があいている。なんとか残せるような治療がしたい」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、左上の奥歯(第1小臼歯/4番)は、隣の歯(第2小臼歯/5番)と接している部分に虫歯が生じており、レントゲン撮影で詳しく確認した結果、虫歯は歯の神経まで感染が広がり神経が壊死していました。

このまま放置すると、根の先端が炎症を起こし根を支える骨が溶けるおそれがあるため、早めの治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容 診断結果をしっかり説明したうえで、まずは虫歯部分を除去して壊死した神経を取り除いてから、神経が入っていた管を清掃し消毒する「根管治療」を提案しました。

根管治療後に神経の代わりとなる薬を管に詰める処置「根管充填」を行いますが、薬剤にはケイ酸カルシウムを主成分とした、封鎖性がよく細菌の侵入を防ぐことができる「MTA」を使用することをお伝えし、治療に同意いただきました。

また根管治療後の修復方法として、患者様は「長持ちする素材で噛む力にも耐えられる自然な色味の詰め物で治療したい」と希望されたため、天然歯に近い色合いで耐久性にも優れ長期間の使用でも変色しにくい被せ物「ジルコニアクラウン」をおすすめし、了承いただいています。

まず、隣接面の虫歯部分を取り除き根管治療と根管充填を行ったあと、最終的な被せ物を装着するための土台を作ってから形を丁寧に整えました。
その後、被せ物の型取りを行い完成したジルコニアクラウンを装着し、しっかりと噛み合わせを調整してから治療を終了しました。

治療期間 約1ヶ月
費用 242,000円
<内訳>
根管治療費、被せ物治療費
術後の経過・現在の様子 治療部位の違和感や痛みはなく、噛み合わせも問題ありません。また周りの歯となじむ自然な仕上がりになりました。
患者様には「歯を残せてよかった。歯の色も自然で満足している」と大変お喜びいただきました。

治療から3ヶ月経過した現在も経過は良好です。

治療のリスク ・まれに根管治療後も再治療、外科手術、抜歯などの処置が必要となる場合があります
・治療中まれに器具の破折、被せ物や詰め物など修復物の損傷、歯の破折が起こる場合があります
・治療中や治療後に不快症状が出たり、治療後に痛みや腫れなどが生じたりする可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、被せ物が割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者
治療前のレントゲン写真です。歯茎に腫れが生じていました。

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者
治療中の写真です。根管治療後に最終的な被せ物を作成するため土台を作成し装着しました。

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

治療後 | 市ヶ谷・歯医者
虫歯で欠けた部分を治療したあとに、ジルコニアクラウンを装着して審美性と噛み合わせを改善しました。

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