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5月, 2026年

60代女性 温存が難しい左上奥歯を抜いてインプラントで治療した症例[2026年05月28日]

患者 60代女性
主訴 「左上奥歯を治療したい。現在通院している歯科医院では対応できないとのことで、こちらを紹介された」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、左上奥歯には複数の歯をつないで橋渡しのように歯を補う被せ物「ブリッジ」が装着されていました。
詳しく検査をした結果、土台となっている歯の骨が著しく溶けており、歯の温存が難しい状態です。

このまま放置すると、周囲の骨や隣接する歯にまで炎症が広がるおそれがあります。
以上のことから、早急に抜歯を行い、歯を補う必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容 患者様には以下の治療計画を提案し、同意いただきました。

1:抜歯
ブリッジ奥側の土台である左上奥歯(第2大臼歯)は温存が難しいため、抜く必要があります。

2:被せ物(クラウン)
ブリッジ手前側の土台である左上奥歯(第1小臼歯)は温存可能なため、ブリッジを外したあとに被せ物を新しく作り、装着します。

3:インプラント
抜歯した部位とすでに欠損していた部位に、インプラントを埋入します。
インプラントとは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に被せ物を装着する治療方法です。
メリット:隣接する歯を削る必要がない。顎の骨に直接固定するため、安定性が高い
デメリット:外科処置を伴うため治療期間が長くなる。自費診療なので費用がかかる

またインプラントを埋入するにあたり、CT撮影で骨の状態を確認したところ、インプラントを埋入する部位の骨がほとんど残っていないことが判明しました。
上顎奥歯の上には「上顎洞(じょうがくどう)」と呼ばれる空洞があるため、骨量が不足している場合、そのままインプラントを埋入することができません。

そのため、インプラント埋入前に、上顎洞の底部を持ち上げて骨の厚みを確保する外科処置「サイナスリフト」が必要であることを説明しました。
加えて、骨量が非常に少ないため、サイナスリフトと同時にインプラントを2本埋入することは難しく、治療を段階的に分けて進める必要がある点もお伝えしています。

まずはブリッジを除去し、局所麻酔を行ったあと左上奥歯(第2大臼歯)を抜きます。
抜歯後は骨の治癒を待つため、約4ヶ月間の経過観察を行いました。
またこの期間中、左上奥歯(第1小臼歯)に被せ物を装着しています。

抜歯時の傷が治癒したことが確認できたため、歯茎を切開して骨を露出させます。
続いてサイナスリフトを行って骨の高さを確保し、1本目のインプラントを埋入しました。
その後、歯茎を縫合し、骨との結合を待つために再び経過観察期間を設けます。

約8ヶ月後、骨の状態が良好であることを確認してから、2本目のインプラントを埋入しました。

2本目のインプラントを埋入してから約4ヶ月後、インプラントの安定度を数値で測定する機器「オステル」で計測したところ、基準値である70以上を記録したため、インプラントに取り付ける被せ物を作製します。

最後に、完成した被せ物を装着し、見た目や使用感に問題がないことを確認して、治療を終了しました。

治療期間 約1年4ヶ月
費用 約1,200,000円
(インプラント2本・サイナスリフト)
治療のリスク ・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります
・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、被せ物が割れる可能性があります

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

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治療中

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治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

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その他

その他 | 市ヶ谷・歯医者

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1回目の埋入時の画像です。

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2回目の埋入時の画像です。

60代女性 歯根が折れた左下奥歯を抜いてインプラント治療を行った症例[2026年05月22日]

患者 60代女性
主訴 定期健診で来院された患者さまより「歯が痛い」とご相談いただきました。
診断 レントゲン撮影をしたところ、左下奥歯(第2小臼歯)の根に問題があることがわかりました。
そこで、被せ物を外してさらに詳しく検査をすると、歯根に亀裂が入って割れてしまう「歯根破折(しこんはせつ)」が生じていました。

この状態では、再び被せ物を装着して歯を温存することは難しいと考えられます。

このまま放置すると、炎症が広がって周囲の骨が溶けたり、隣接する歯や噛み合う歯に悪影響を及ぼしたりするリスクがあります。

以上のことから、保存が難しい左下奥歯を抜いたうえで、欠損部分を補う必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容 抜歯後の欠損部を補う方法として、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する「インプラント治療」を提案しました。

インプラント治療は、隣接する歯を削る必要がなく天然歯に近い噛み心地が期待できる一方、外科処置が必要で治療期間が長くなったり、自費診療で費用負担が大きくなったりする点がデメリットです。

また、通常は抜歯後に骨の回復を待ってからインプラントを埋入しますが、骨や全身の状態が良好な場合、同日に処置を行う「抜歯即時埋入インプラント」が可能です。
抜歯即時埋入インプラントは、インプラントと骨がしっかりと結合するまで経過観察が必要になるものの、全体を通して治療期間の短縮が見込めます。

今回は患者様の年齢や骨の状態などを考慮し、抜歯即時埋入インプラントも併せて提案しています。

以上の治療計画を丁寧にお伝えしたところ、患者様は以前当院でインプラント治療を受けていたこともあり、治療に同意いただきました。

まずは局所麻酔を行い、左下奥歯(第2小臼歯)を周囲の骨や歯茎に負担がかからないよう配慮しながら抜きます。
続いて、抜歯後の骨の状態を確認したうえで、位置や角度を慎重に調整しながらインプラントを埋入しました。

今回は、抜歯後の骨量と形態に問題がなく、埋入したインプラントが安定して固定できる状態だったため、予定通り抜歯即時埋入インプラントを行うことができました。

経過観察期間を経て、歯茎の治癒、インプラントと骨の結合が確認できたため、インプラントに装着する被せ物を作製するための型取りを行います。

後日、完成した被せ物を装着し、見た目や噛み合わせに問題がないことを確認して、治療を終了しました。

治療期間 約4ヶ月
費用 約450,000円
治療のリスク ・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります
・高血圧、貧血・不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、被せ物が割れる可能性があります

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

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治療中

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治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

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5月、6月の診療変更についてのお知らせ[2026年05月21日]

市ヶ谷の歯医者、海谷歯科医院です。

5月26日から29日まではメンテナンスのみとなります。

また、6月は暦通りのお休みとなります。

ご予約ご来院の際にはご確認下さい。
何卒よろしくお願い致します。

60代女性 銀歯をジルコニアクラウンで修復した症例[2026年05月21日]

患者 60代女性
主訴 当院で左下の奥歯にインプラント治療を受けられた患者様です。
「左下の銀歯が気になるのでやり直したい」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、左下の小臼歯に装着されている銀歯は歯にぴったり合っていない状態でした。
被せ物と歯の間にはわずかな隙間や段差ができており、食べかすや細菌が付着しやすくなっています。

このまま放置すると、被せ物の内部で虫歯が再発したり歯ぐきが腫れたりするリスクが高まります。
患者様も銀歯のやり替えを希望されており、お口の健康と審美性のためにも被せ物を新しく作り直す必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容 診断結果を丁寧にお伝えしたうえで被せ物の再治療を提案し、同意いただきました。

今回治療する小臼歯は、奥歯としてしっかり噛める強度だけでなく隣接するインプラントとも馴染む自然な見た目が求められます。
そのため、セラミック材料の一種であるジルコニアを使用した被せ物「ジルコニアクラウン」をおすすめしました。
ジルコニアは天然歯に近い色調を再現でき、非常に高い強度を持つため奥歯にも適した素材です。また、金属を使用しないため金属アレルギーの心配がありません。
一方で、自由診療となるため費用負担が生じること、噛み合わせの状況によっては噛み合う相手の歯に負担がかかる可能性があることも併せてお伝えしています。

まず、古い銀歯を慎重に除去します。
歯の内部や根を確認したところ状態は良好で追加処置は不要だったため、精密な被せ物を製作する目的で歯の形を丁寧に整え、型取りを行いました。
後日、技工所で製作したジルコニアクラウンを装着し、見た目や噛み合わせに問題がないことを確認して治療を終了しました。

治療期間 約2週間
費用 約130,000円
(補綴治療)
治療のリスク ・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

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治療中

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治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

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歯根破折の見分け方[2026年05月15日]

海谷歯科医院海谷です。
今日は歯根破折の見分け方についてお話しします。
歯根破折(特に垂直性歯根破折)は、実際かなり診断が難しいです。しかも、根管治療後の歯・土台が入った歯・咬合力が強い患者さんでは見逃されやすいです。
歯科臨床での「見分け方」は、1つの所見ではなく、複数を組み合わせて診断します。
代表的なポイントを整理します。

歯根破折を疑う典型パターン

①咬むと痛い(特に離す時)

典型です。

  • 咬合時痛
  • 咬んで離す瞬間の鋭い痛み
  • 硬いものだけ痛い

特に、

  • 「なんとなく違和感」
  • 「片側だけで噛めない」

は要注意です。

②深い孤立性ポケット

かなり重要です。
例えば:

  • 他部位 3mm
  • ある1点だけ 8〜10mm

このような「孤立性深いポケット」は非常に疑います。

特に:

  • 根尖方向へ一直線に深い
  • narrow and deep

は典型です。

③フィステル(瘻孔)の位置

通常の根尖病は根尖部付近に出ます。しかし歯根破折では、

  • 歯肉中央付近
  • 辺縁歯肉近く
  • 側方

にフィステルが出ることがあります。
これは重要です。

④X線所見

レントゲンだけでは見えないことが多いです。
しかし疑う所見はあります。

典型例

J-shaped lesion

根尖病変+側方骨吸収
J字・ハロー状。

J側方透過像

歯根側面に沿う骨吸収。

J根分岐部病変

特に下顎大臼歯。

⑤根管治療済み歯

非常に重要です。
垂直性歯根破折の多くは:

  • 失活歯
  • 根管治療歯

です。
特に:

  • 太いメタルコア
  • 過度形成
  • ポスト除去既往
  • 咬合力強い

でリスク上昇。

⑥歯肉の腫脹を繰り返す

抗菌薬で一時的に治る。
でも再発。
これを繰り返す場合はかなり疑います。

⑦CT(CBCT)

現在はかなり有用です。
ただし注意点があります。

見える場合

  • 破折線
  • 骨欠損
  • 骨吸収パターン

見えない場合

  • 金属アーチファクト
  • 微細破折

つまり、「CTで見えない=否定」ではありません。

⑧マイクロスコープ診断

現在かなり重要。
特に:

  • crack line
  • 出血点
  • ガッタパーチャ分離
  • 破折間隙

が見えることがあります。
色素染色も有効です。

⑨咬合紙だけでは不十分

「咬合が高いだけ」と誤診されることがあります。
ただ、

  • 咬合調整しても改善しない
  • 数週間で再発

なら要注意です。

臨床でかなり怪しい組み合わせ

非常に典型

  • 根管治療済み
  • メタルコア
  • 1点だけ深いポケット
  • 咬合痛
  • フィステル反復

これはかなり疑います。

鑑別診断

間違えやすいもの:

  • 歯周膿瘍
  • 根尖性歯周炎
  • クラックトゥース
  • 咬合性外傷
  • 根分岐部病変

クラックトゥースとの違い

クラックトゥース

  • 歯冠中心
  • 生活歯多い
  • 冷水痛あり

歯根破折

  • 失活歯多い
  • 深いポケット
  • フィステル
  • 骨吸収

最終診断

最終的には:

  • フラップ開けて確認
  • マイクロ
  • 染色

で確定することも多いです。

保存可能なケース

完全破折は厳しいですが:

  • 単根の初期
  • 接着治療可能
  • ヘミセクション可能
  • 意図的再植

など、一部保存できるケースもあります。
ただ、予後は慎重判断です。

60代男性 歯の欠損で不安定になった歯並びと噛み合わせを矯正治療やインプラントで改善した症例[2026年05月07日]

患者 60代男性
主訴 「噛むと痛みがあり、食べ物をうまく噛むことができない」とご相談いただきました。
現在通院中の歯科医院では、痛みに対する処置を中心に治療を受けているとのことです。
診断 拝見したところ、右上4本(第1大臼歯、第2大臼歯、第1小臼歯、側切歯)、左上1本(第1大臼歯)、左下2本(第1大臼歯、第2大臼歯)、右下1本(第1大臼歯)の計8本が欠損していました。
さらに、左上2本(側切歯、第1小臼歯)は虫歯が進行し、歯の大部分が失われて歯根だけが残っている状態です。

歯が抜けたまま長期間過ごしていたため、残っている歯が空いたスペースに傾いたり移動したりしており、噛み合わせの位置にずれが生じています。
その結果、残っている歯に不自然な方向から力がかかっていました。

さらに、歯を失うたびに噛み合わせの高さが低くなるため、顎の位置そのものもずれています。
こうした噛み合わせ全体の崩れが、噛んだとき痛む主な原因であると考えられました。

このまま放置すると、残っている歯が折れる、さらに歯を失う、顎の骨や顎関節への負担が増えるなどして、症状が悪化するおそれがあります。

以上のことから、全体的に噛み合わせを回復させる治療が必要だと診断しました。

行ったご提案・治療内容 一時的に痛みを抑えるだけの治療では根本的な改善につながりません。
そこで口腔内全体を整えるための治療方針を提案し、同意いただきました。

・顎の位置と噛み合わせの高さを整える
・歯並びを改善するために矯正治療を行う
・失われた歯を補うために、顎の骨に人工歯根を埋入し、その上に人工歯を装着するインプラント治療を行う

この治療であれば噛み合わせ全体のバランスを整えることが可能なので、しっかりと噛めるようになり、残っている歯への負担も軽減することができます。
一方で、治療期間が長期にわたること、複数の治療を組み合わせるため費用負担が大きいことなどがデメリットです。

はじめに、噛み合わせと顎の位置を改善するため、全体のバランスを見ながら調整を行います。

まず、歯根だけが残っている左上の2本(側切歯、第1小臼歯)を抜きました。
続いて、歯の表面にブラケットと呼ばれるボタン状の器具を接着し、そこにワイヤーを通して歯並びを整える「マルチブラケット装置」を装着します。
歯と歯の間にすき間を作る小さなバネ状の装置「コイルスプリング」も併用して、歯を動かすスペースを確保しながら、傾いていた歯や位置がずれていた歯を適切な位置へと移動させ、歯並びと噛み合わせを整えました。

矯正治療後は、欠損部位にインプラントを埋入します。

その後、インプラントに仮歯(プロビジョナル)を装着し、実際に噛んだときの感覚や顎の位置を確認しながら、違和感が出ないよう細かく調整を行いました。

また、治療中に状態の改善が難しいと判断した上左右奥歯(第2小臼歯)2本は抜き、右上奥歯には複数の歯を連結して補う被せ物「インプラントブリッジ」を、左上奥歯にはインプラントを追加で埋入しています。
そのため、インプラントは合計7本使用しました。

最後に、全体の噛み合わせが安定したことを確認したうえで、インプラントに最終的な被せ物を装着し、治療を終了しています。

治療期間 約5年
費用 約5,727,000円
治療のリスク ・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります
・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・土台となる歯に負担がかかるため、将来的に歯が揺れたり、歯の根が割れたりする可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、被せ物が割れる可能性があります

治療前

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治療中

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治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

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40代女性 欠けたプラスチックの詰め物を除去してセラミックのインレーで修復した症例[2026年05月07日]

患者 40代女性
主訴 「歯が欠けたので治療してほしい」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、右下奥歯には白いプラスチック素材であるコンポジットレジンの詰め物が装着されていましたが、一部が割れて欠損していました。

患者様の噛む力は特別強いわけではありませんが、詰め物だけでなく歯の縁まで欠けていることから、コンポジットレジンの強度が十分でなかったおそれがあります。
その結果、噛む力をうまく受け止めることができず、歯と詰め物の境目に負担が集中して欠けてしまったと考えられました。
コンポジットレジンは、見た目が白く保険診療内の治療のためよく使用されますが、プラスチック素材なので経年劣化で欠けやすくなることがあります。

このまま放置すると、欠けた部分から細菌が侵入して虫歯の原因になったり、さらに大きな破折につながったりするリスクがあるため、早急に修復する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容 診断結果を踏まえて、修復の際は強度と審美性を兼ね備えた素材が必要だと判断し、セラミック素材の詰め物である「E-MAX(イーマックス)インレー」による修復を提案し、同意いただきました。

メリット
・天然歯に近い色調で、審美性に優れている
・強度が高い

デメリット
・自費診療なので比較的費用がかかる
・強い衝撃がかかると、欠けたり割れたりするリスクがある

まず、右下奥歯に残っているコンポジットレジンを慎重に除去します。

続いて、歯の形を整えて精密な型取りを行い、E-MAXインレーを製作しました。

後日、完成したE-MAXインレーを装着して噛み合わせを丁寧に整え、見た目や使用感に問題がないことを確認し、治療を終了しています。

治療期間 約2週間
費用 約100,000円
(詰め物治療)
治療のリスク ・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

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