| 患者 | 30代男性 |
|---|---|
| 主訴 | 「他院で神経を残して治療を終了した部分の歯茎が腫れてきた」とご紹介でご来院されました。 |
| 診断 | お話をうかがったところ、「他院で神経を残した治療をしたものの、約半年たってから徐々に歯茎が腫れ始め、腫れが引かない」とおっしゃっていました。 レントゲン、視診により、残していた神経が何らかの原因で壊死してしまい、歯茎が腫れていることをご説明しました。 患者様は「将来的にまた治療しなければならないのは避けたい。一番最善の治療をしたい」とご希望されました。 |
| 行ったご提案・治療内容 | まずは「きちんと根管治療をしなければいけない」と伝えた上で、根管充填材は自費の特殊なセメント「MTA」を使用しなければ治癒が難しいことをお話しました。その結果、患者様にはご提案に納得いただき、根管充填材に「MTA」を使用した根管治療を行いました。 |
| 治療期間 | 約1ヶ月 |
| 費用 | 根管治療費:120,000円、被せ物:80,000円 |
| 術後の経過・現在の様子 | 術後6ヶ月経った現在も腫れや痛みは出ておらず、経過は良好です。 |
| 治療のリスク | 被せ物が欠けることがあります。 |
治療前

治療後

腫れは完全に引いています
治療前

治療後

MTAによる根管充填
その他

歯質をほとんど残し、最低限の詰め物で治療を終了しています。
| 患者 | 60代女性 |
|---|---|
| 主訴 | 「歯が取れたので新しく歯を入れたい」とご相談いただきました。 |
| 診断 | 診察したところ、歯牙は保存不可能な状態で、抜歯が必要でした。 そのため、抜歯後の部位の治療方法として、入れ歯、ブリッジ、インプラントをご説明したところ、患者様はインプラントをご選択されました。 インプラントを行うには高さが足りなかったため、増骨が必要と診断しました。 今回の治療部位の反対側には入れ歯が入っていらっしゃいました。入れ歯の使い勝手の悪さから、今回は抜歯後の修復方法として、もともとインプラント治療をご希望でしたが、以前通っていた医院ではサイナスを使ったインプラント治療はできず、当院を紹介されてご来院いただきました。 |
| 行ったご提案・治療内容 | 保存不可能な歯牙の抜歯後、ソケット内に増骨を行い(ソケットリフト)、約4ヶ月後に再度診断して、インプラントの術式を決定するという治療の流れをご説明したところ、患者様がご納得され、最終的にインプラントを埋入しました。 |
| 治療期間 | 約8ヶ月 |
| 費用 | 500,000円(税抜) |
| 術後の経過・現在の様子 | 予後6ヶ月経過した現在、特に問題なく、良好に推移しています。 |
| 治療のリスク | かぶせものが欠けることがあります。 |
治療前

治療後

歯の形態も回復しています
治療前

治療中



抜歯後4ヶ月


術前CT 骨の高さが足りないのが確認できます


治療後



術後


術後CT 骨の高さが増えているのが確認できます
| 患者 | 40代男性 |
|---|---|
| 主訴 | 「噛むと違和感があり、痛いので治療したい」とご相談いただきました。 |
| 診断 | レントゲン診査と視診により、歯の破折(割れたり、折れたり、ひび割れたりした状態)が疑われました。 破折した歯は保存不可能であることをお伝えし、抜歯した結果、多数の破折を発見しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 | 抜歯後の治療には、入れ歯、ブリッジ、インプラントの選択があります。それぞれの利点、欠点をご説明したところ、患者様はインプラント治療をご選択されました。
また、隣在歯に根尖病変(根の先に炎症が起こって膿が溜まっている状態)が見られ、こちらの治療もご希望いただきました。 |
| 治療期間 | 約4ヶ月 |
| 費用 | 440,000円 |
| 術後の経過・現在の様子 | 予後3ヶ月経過した現在、噛んでも違和感や痛みは出ておらず、良好に推移しています。 |
| 治療のリスク | 噛み合わせにより歯が欠けることがあります。 |
治療前

治療後

治療前

歯に多数の破折線が認められます

隣在歯に根尖病変が認められます
治療中


インプラント埋入後2ヶ月
治療後


治療後の口腔内写真とレントゲン写真
| 患者 | 60代女性 |
|---|---|
| 主訴 | 「抜歯した部分にインプラントを入れたい」とご相談いただきました。 |
| 診断 | 他院からの紹介によりご来院いただいた患者様です。 患者様は入れ歯での治療ではなく、インプラント治療をご希望でした。 診察したところ、抜歯した部分のインプラント自体は可能と診断しました。 しかし、インプラントを埋め込むのに十分な骨の高さが上顎になかったため、コツの治癒を待ってから、サイナスリフト(小鼻の脇にある上顎洞の底部に骨補填材を埋入して骨再生を行う方法)とGBR(骨誘導再生法:歯槽骨を再生する方法)等の術式を用いて治療する必要があることをご説明しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 | サイナスリフト、GBR、インプラント治療を行いました。 |
| 治療期間 | 約1年1ヶ月 |
| 費用 | 2,000,000円 |
| 術後の経過・現在の様子 | 予後6ヶ月経過した現在も、問題は特になく、良好に推移しています。 |
| 治療のリスク | 被せ物が欠けることがあります。 |
治療前

治療後

歯の形態も機能も回復しています
治療前


左側の臼歯部の状態
治療中




埋入後8ヶ月 二次オペ
治療後



適正な位置にインプラントが配置されています

術後デンタル像 適正な位置にインプラントが配置されています
| 患者 | 40代女性 |
|---|---|
| 主訴 | 「他院にて治療を終了したが歯茎が腫れてきた」とご相談いただきました。 紹介により当院にご来院された患者様です。 |
| 診断 | レントゲン、視診により、根管治療の不備で歯根膜炎(虫歯が進行し、細菌が歯の根元を覆っている歯根膜や歯の骨の一部にも感染し、炎症を引き起こす病気)を起こしている状態でした。 これにより、腫脹していることをご説明しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 | 歯根膜炎の状態を長い間放置していると、根管内だけでなく根管の外側にも感染が移ることがあり、根管治療だけでは治癒しない可能性もあることをご説明しました。
まずきちんとした根管治療を行うことが第一選択であり、根管充填材は |
| 治療期間 | 約1ヶ月 |
| 費用 | 根管治療費 110,000円 被せ物 110,000円 |
| 術後の経過・現在の様子 | 術後6ヶ月経過した現在も、予後は良好です。 |
| 治療のリスク | 被せ物が欠けることがあります。 |
治療前

治療後

腫れは完全に引いています
治療中

近心頬側根管の治療の不備

MTAによる根管充填
治療後


腫れは完全に引いておりキレイな仕上がりになったので、患者様にも喜んでいただけました。
周りの歯との色合いも何度か調整を行いましたので、自然な仕上がりになっています。
| 患者 | 50代男性 |
|---|---|
| 主訴 | 「歯がズキズキ痛い」とご相談いただきました。 |
| 診断 | 診察したところ、痛みが出ている箇所は、かなり以前に神経を処置している歯でした。 当時の根管治療不備により、歯根膜炎(虫歯が進行し、細菌が歯の根元を覆っている歯根膜や歯の骨の一部にも感染し、炎症を引き起こす病気)を罹患している状態で、根管治療が必要でした。 |
| 行ったご提案・治療内容 | かなり痛みがひどく、根尖部(根の先)が開いており、かなりの難症例でした。 そのため、MTA(歯の神経を緊密に封鎖できる歯科用セメント)を使用しなければ予後が悪いことをご説明しました。 また、補綴物(歯の欠損部に入れ歯をしたり冠をかぶせたりして、歯の働きを補うもの)には、審美的に改善できるセラミック修復をご提案しました。 |
| 治療期間 | 約1ヶ月 |
| 費用 | 220,000円(税込) |
| 術後の経過・現在の様子 | 予後6ヶ月経過した現在、腫れもなく良好に推移しています。 |
| 治療のリスク | かぶせものが欠けることがあります。 |
治療前

治療後



MTAで根管充填
治療中


歯の形成時
治療後

適合の良いルコニアオールセラミックが装着されています
| 患者 | 50代男性 |
|---|---|
| 主訴 | 「歯の間に物が詰まる」とご相談いただきました。 |
| 診断 | 診察したところ、セラミックが欠けたことが原因で歯間に隙間ができており、食片圧入が起こっている状態でした。 |
| 行ったご提案・治療内容 | 噛み合わせが強いので、セラミックでは咬合力に耐えられないことをご説明しました。 患者様は審美的な修復をご希望されたため、デメリットもご説明した上でジルコニア修復を選択されました。 |
| 治療期間 | 約2週間 |
| 費用 | 100,000円(税別) |
| 術後の経過・現在の様子 | 予後3ヶ月経った現在も、経過は良好に推移しています。 |
| 治療のリスク | かぶせものが欠けることがあります。 |
治療前

治療後

歯の形態も回復しています
治療中

支台歯形成
治療後


| 患者 | 60代女性 |
|---|---|
| 主訴 | 「見える部分の銀歯を綺麗にしたい」とご相談いただきました。 |
| 診断 | 診察したところ、他院で治療した保険適応の銀歯が適合不良の状態でした。また、根管治療の不備も認められました。 |
| 行ったご提案・治療内容 | 根管治療をやり直したのち、セラミックでの修復をご提案しました。 |
| 治療期間 | 約1ヶ月 |
| 費用 | 約300,000円 (税別・セラミック2本分、根管治療代を含む) |
| 術後の経過・現在の様子 | 予後6ヶ月経った現在も、経過は良好です。 |
| 治療のリスク | かぶせものが欠けることがあります。 |
治療前

治療後

審美性も回復しています
治療前

根管治療の不備が認められます
治療中

根管治療後
治療後


最終補綴時
| 患者 | 60代男性 |
|---|---|
| 主訴 | 「他院に通っていたが歯茎の腫れが引かず、抜歯の宣告を受けた」と当院にご来院された患者様です。 |
| 診断 | レントゲン、視診をしたところ、根管治療の不備が原因で、歯根膜炎(細菌が歯の根元を覆っている歯根膜や歯の骨の一部にまで感染し、炎症を引き起こす病気)を起こし、腫脹を繰り返している状態でした。 |
| 行ったご提案・治療内容 | 歯根膜炎の状態を長期間放置していたため、根管内だけでなく根管の外側にも感染が移っており、根管治療だけでは治癒しない可能性があることをご説明しました。 まずは、きちんとした根管治療を行うことが第一選択であり、根管充填材は MTAを使用しなければ治癒は難しいことをお伝えした結果、患者様は自費での治療をご希望されました。 |
| 治療期間 | 約1ヶ月 |
| 費用 | 根管治療費 110,000円 |
| 術後の経過・現在の様子 | 術後6ヶ月経った現在も予後は良好です。 |
| 治療のリスク | 歯が薄いため割れることがあります。 |
治療前

治療後

腫れは完全に引いています
治療前

レントゲン像より感染と治療不備が見受けられます
治療中

MTAによる根管充填


MTAによる根管充填

縫合後
治療後


| 患者 | 50代男性 |
|---|---|
| 主訴 | 北陸の先生よりご紹介いただいた患者様でした。 「治療の続きをしてほしい。前歯をきれいに治したい」とご相談いただきました。 |
| 診断 | レントゲン診査と模型診断により、かなりの叢生(⻭がでこぼこに生えている状態)が認められました。 矯正治療抜きでは治療がうまくいかないことをご説明しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 | まず矯正で歯列不正の改善を行い、その後に前歯部の処置に移ることをご提案しました。 また、矯正治療は長期的に良好な予後が見込まれるものの、治療が長期間にわたること、治療費がかさむことなどを丁寧にご説明しました。 患者様がご納得された上で治療を開始しました。 |
| 治療期間 | 約3年6ヶ月 |
| 費用 | 約1,500,000円(矯正代+前歯補綴3本分) |
| 術後の経過・現在の様子 | 予後3ヶ月経過した現在も、良好に推移しています。 |
| 治療のリスク | 噛み合わせにより歯が欠けることがあります。 |
治療前

治療後

治療前


術前パノラマ
治療中

矯正時

矯正終了時


歯肉移植後3ヶ月
治療前


前歯の状態