当院の患者様は治療後も予防や健康的な歯を維持するためメインテナンスに通われています。
当院の予防歯科についてご覧くださいませ。
患者 | 30代女性 |
---|---|
主訴 | 「左下の奥歯が噛むと痛い。歯が疼く」とご相談いただきました。 |
診断 | 拝見したところ、左下の奥歯(第2大臼歯/7番)に詰め物がされており、痛みが出ていました。 痛み方の特徴から、詰め物の下で歯の神経が壊死し、膿が溜まって痛みが出ていると推測しました。 レントゲンで詳しく確認したところ、詰め物の治療が歯の神経の近くまで及んでおり、治療後も噛み合わせの力によって長期間にわたり刺激されたため、神経が死んでしまったと考えられました。 また、痛みのある歯の後ろには親知らず(第3大臼歯/8番)が埋まっており、手前の歯の根っこを圧迫してダメージを与えていました。 |
行ったご提案・治療内容 | 痛みのある左下の奥歯は寿命が短いことをご説明し、抜歯してから隣の親知らずを移植する方法をご提案しましたが、患者様は「抜かずに治療したい」と強く望まれました。
患者様のご希望に沿って、根っこの治療「根管治療」で痛みを取ってから新しい被せ物で修復する方法を選択し、移植はこの歯を抜かざるを得なくなった場合の手段として残すことにしました。 まず死んでしまった神経を取り除いて中を綺麗にし、薬を詰めました。 |
治療期間 | 約5週間 |
費用 | 252,000円 (根管治療込み) |
術後の経過・現在の様子 | 治療から3ヶ月が経過し、痛みなどもなく良好です。噛み合わせも問題ありません。 患者様にも「歯を残すことができて嬉しい」と大変ご満足いただけました。 現在も定期検診でご来院いただき、経過を観察しています。 |
治療のリスク | 噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、歯や被せ物が割れることがあります。 |
治療前
治療中
被せ物の土台を作っています。
治療後
歯の形も回復しています。