当院の患者様は治療後も予防や健康的な歯を維持するためメインテナンスに通われています。
当院の予防歯科についてご覧くださいませ。
患者 | 70代女性 |
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主訴 | 「前歯を治したい」とご相談いただきました。 |
診断 | 患者様は「ずっと気になっていた前歯が揺れてきて、怖くて噛めない」とのことでした。 拝見したところ、右上の前歯(中切歯/1番)は歯の並び「歯列」から唇側に飛び出ており、捻れて並ぶ「捻転(ねんてん)」を起こしていました。 レントゲン写真を確認したところ、右上前歯の根を支える骨がなくなる「骨吸収」を起こしていて、歯を残して噛めるように治療することができない状態でした。 |
行ったご提案・治療内容 | まず患者様には、しっかり噛めるようにするには抜歯が必要なことをご説明し、了承をいただきました。 そのうえで、抜歯した両隣の歯を削って被せる「クラウン」に抜歯した部位の人工歯「ポンティック」を連結する「ブリッジ」と、両隣の歯を削らずポンティックの両側に薄いフレームをつけて装着する「接着ブリッジ」をご提案をしました。 患者様から「できるだけ歯を削りたくない」とご希望があり、今回は接着ブリッジで治療を進めました。 抜歯の際、骨吸収が起きている部分の抜歯は術後に歯茎がへこんでしまったりするため、現状よりも歯茎が下がらないよう細心の注意を払いました。 |
治療期間 | 約3週間 |
費用 | 約300,000円 |
術後の経過・現在の様子 | 歯の並び・色・形態が周囲の歯や歯茎になじんでいて、自然な仕上がりになりました。 噛み合わせも問題なく、治療後3ヶ月、経過は良好です。 患者様には「前歯を気にせずに噛めるようになりました」と、大変喜んでいただけました。 現在は定期的にメンテナンスにてご来院されています。 |
治療のリスク | 噛み合わせなどにより、接着ブリッジが外れてしまうことがあります。 |
治療前
歯の位置異常が認められます
治療中
抜歯後2週間
抜歯後2週間
歯科用ワックスにて、噛み合わせ・バランスを確認しました
歯科用ワックスにて、噛み合わせ・バランスを確認しました
ラバーダムを装着し、歯科用セメントで接着しました
治療後
適合の良いセラミックが装着されています
適合の良いセラミックが装着されています