当院の患者様は治療後も予防や健康的な歯を維持するためメインテナンスに通われています。
当院の予防歯科についてご覧くださいませ。
みなさんこんにちは。海谷歯科医院の海谷です。
今回はインプラントの寿命についてお話ししたいと思います。
この質問はよく患者さんから受けます。まず答えから言いますと長い場合もあるし短い場合もあるというところでしょうか。インプラント自体は純チタンで作成されているものなのできちんとした外科処置を医師が行えば長期間使用はできるものであるということを頭に入れておいてください。まずここが持たせるための最低限のルールだと言えます。
上物 (白い歯) などは不用意に硬いものを噛んだ時などチッピング、破折が起きたりはしてしまうというのが現状です。ただこれが起きたとしても上物を変えるだけですみますので費用的にも抑えることができます。大事なのは骨の中に入っているインプラントそのものなのです。
このインプラントがだめになるとやりかえなければならなかったりコツ吸収がひどい場合は再埋入が不可能になる場合もあります。
インプラントがダメになる大きな理由を挙げていきます。
1、インプラントが歯周病に罹患した。
2、噛み合わせの力が強くインプラント自体が破折した。
この2つが大きな理由だと考えます。
1に関しては、状態にもよりますがクリーニングを行いながら経過観察をして持たせることもできます。重篤な状態は撤去になります。
なのでこれを防ぐためにはきちんと定期検診に通っていただかないとということになります。通っている方といない方の罹患率はかなりの開きがあります。
2についてはマウスピースを必ず使用することです。
これは絶対です。患者さんは最初は使用しているが最近は。。。という方が少なくありません。使用しないことによって過大な力がかかり骨吸収を引き起こしインプラント周囲炎に罹患することもありますしインプラント自体が折れてしまうこともあります。
折れてしまったら撤去以外ノーチョイスです。
とこのようにさまざまなことが起きる可能性があるので最初の答えになるわけです。
患者さん自身が自分の状況をきちんと踏まえて定期検診をきちんと受けて、マウスピースの使用をしていれば長く使用できると考えてください。
自分のインプラントの寿命を伸ばすのは患者さん自身なのです。