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症例

70代男性 歯根が割れた右上の前歯を抜歯後に部分入れ歯で治療した症例[2026年04月21日]

患者 70代男性
主訴 定期検診で通院中の患者様に「噛むと右上の犬歯に痛みがある」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、右上の犬歯には被せ物が装着されていました。
被せ物が装着されていると、レントゲン検査で歯の内部の状態を正確に確認することは困難です。

そこで、原因を詳しく調べるため被せ物を慎重に取り外し歯の内部を確認したところ、歯根が縦方向に割れる「歯根の垂直破折」が認められました。
この状態になると、隙間から細菌が入り込んで周囲の骨や歯ぐきに感染が広がったり、接着や修復による温存が困難になったりします。

また、このまま放置すると痛みや腫れが悪化し周囲の組織にも影響が及ぶ可能性があるため、抜歯が必要ですが、歯を抜いたままにすると隣の歯が動いて噛み合わせや歯並びに影響が出るおそれもあります。

以上のことから、抜歯したあとに歯を補う治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容 抜歯後に歯を補う方法には、欠損歯の両隣の歯を支えにして歯を補うブリッジ・インプラント・入れ歯の3つの治療法がありますが、患者様の場合、右上の犬歯の両隣の歯は治療されているためブリッジによる治療は困難です。
そこで、インプラントまたは入れ歯による治療を提案しました。

・インプラント
顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を固定する方法
メリット:隣の歯に負担をかけず、天然歯に近い見た目や噛み心地が得られる
デメリット:外科手術が必要となるため、治療期間が数ヶ月単位になる。また、費用面の負担が比較的大きい

・取り外し式の部分入れ歯
金属製のバネ「クラスプ」を使用せず、やわらかい樹脂素材で作製する入れ歯「バルプラスト」で欠損部を補う方法
メリット:審美性に優れており、装着しても目立ちにくい
デメリット:インプラントと比べると安定感に違いが出る場合がある。快適に使用するためには定期的な調整が必要

患者様は当初インプラントを希望されたものの、治療期間が長くなることから「まずは入れ歯で様子をみたい」とバルプラストによる治療を選択されました。

まず、感染の拡大を防ぐために右上犬歯の抜歯を行い、歯ぐきや骨が安定するまで一定期間経過を観察します。
十分な治癒を確認したうえでお口全体の型取りを行い、技工所で入れ歯を作製しました。
後日、完成した入れ歯を患者様のお口に合わせて細かく調整し、装着時の違和感や噛み合わせに問題がないかを丁寧に確認して、治療を終了しました。

治療期間 約5週間
費用 約150,000円
治療のリスク ・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります
・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します
・着脱式のため、食後の清掃が必要です
・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります
・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります

治療前

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治療中

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治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

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60代女性 保険の銀歯をジルコニアクラウンで修復した症例[2026年04月21日]

患者 60代女性
主訴 当院で左下の一番奥の歯にインプラント治療(歯を失った部分に人工歯根を埋め込み歯を補う治療)を行った患者様です。
インプラントの手前にある銀歯の見た目が気になるとのことで、「銀歯をやり直したい」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、インプラントの手前の歯には保険の金属製の被せ物(銀歯)が装着されていました。
しかし、被せ物と歯の間にわずかな隙間や段差が生じており、ぴったりと合っていない状態でした。
このような隙間には、食べかすなどの汚れや虫歯や歯周病の原因となる細菌の塊「プラーク」が蓄積しやすくなります。

レントゲンを撮り確認したところ、現時点では歯の神経や根の状態に異常は認められなかったものの、このまま放置すると、被せ物の隙間からプラークの蓄積が進み虫歯や歯周病になる恐れがあります。

以上のことから、患者様のご希望も踏まえ被せ物のやり直しが必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容 患者様は「強度があって見た目もいいものがいい」と希望されており、被せ物にはセラミック素材の一種であるオールジルコニアクラウンを提案し、同意いただきました。

ジルコニアは天然歯に近い白さと自然な質感を再現できるうえ、強度が高いため奥歯のように噛む力がかかる部位にも適した素材です。
一方で、自由診療となるため費用がかかり、また硬い素材のため噛み合わせの相手の歯に負担をかけないよう慎重な調整が必要になります。

まず、既存の銀歯を丁寧に除去します。
続いて、歯の形を整えたうえで型取りを行い、技工所にてジルコニアクラウンを製作しました。
後日、完成した被せ物の噛み合わせに問題がないか、隙間なくぴったり合っているかを確認して装着し、治療を終了しました。

なお、治療後に患者様より「もう1本手前の銀歯もやり直したい」とのご希望があり、後日こちらも被せ物をやり直す予定です。

治療期間 約2週間
費用 約130,000円
(補綴治療)
治療のリスク ・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

治療前

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治療中

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治療後

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50代女性 歯根の細菌感染が原因で生じた歯性上顎洞炎を精密根管治療で改善した症例[2026年03月30日]

患者 50代女性
主訴 「鼻から膿が出るので耳鼻科に行ったところ、歯が原因かもしれないと言われたのでこちらを受診した」とご相談いただきました。
診断 口腔内を拝見し、レントゲンとCT撮影による詳しい検査を行った結果、左上奥歯の歯根内に細菌感染が起きており、炎症が歯根の先から鼻の横にある空洞「上顎洞(じょうがくどう)」にまで広がっていることがわかりました。

これは、歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)と呼ばれる病気で、鼻づまりや鼻水、膿のにおいがするなどの症状があらわれることがあります。
この状態は、耳鼻科の治療だけでは十分な改善が難しく、原因となっている歯の感染を取り除くことが重要です。

また、このまま放置すると感染が周囲に広がり、炎症がさらに強くなったり歯を残すことが難しくなったりするリスクが高まります。

以上のことから、細菌に感染した部位を取り除き、歯の温存を目指す治療が必要だと診断しました。

行ったご提案・治療内容 歯性上顎洞炎を改善するためには、原因となっている歯根内部の細菌をできるだけ除去する必要があります。
また、患者様は「できるだけ歯を残して治したい」と希望されていたことから、精密根管治療を提案しました。

精密根管治療ではマイクロスコープ(歯科用高倍率顕微鏡)を使用し、肉眼では確認が難しい部分を拡大しながら治療を行います。これにより、複雑な根管内部や細かな感染部位まで確認できるため、より精密な処置が可能です。

一方で、根管の形態や感染の程度によっては治療が複数回に及ぶ場合があること、また根管治療を行っても上顎洞炎の改善がみられない場合には、外科的処置や抜歯を検討する必要があることもお伝えしています。

患者様には以上の内容をしっかりとご理解いただいたうえで、治療に同意いただきました。

まずは、左上奥歯に装着されていた既存の詰め物を取り外し、根管内部を確認します。
続いて、マイクロスコープを使用しながら専用の器具を用いて根管内の感染した組織を丁寧に除去し、消毒薬で根管内を十分に洗浄します。
感染が広範囲に及んでいたため、複数回にわたり洗浄と消毒を実施しました。

根管内部の洗浄と消毒が完了したら、根管の内部を密封する処置を行います。
今回は、歯とのなじみがよく、歯根の先や複雑な形の部分にも適応しやすいMTAという材料を使用しました。

最後にレントゲン撮影を行い、根管がしっかりと封鎖されていることを確認して、治療を終了しています。

治療期間 約5週間
費用 約120,000円
治療のリスク ・まれに根管治療後も再治療、外科手術、抜歯などの処置が必要となる場合があります
・治療中まれに器具の破折、被せ物や詰め物など修復物の損傷、歯の破折が起こる場合があります
・治療中や治療後に不快症状が出たり、治療後に痛みや腫れなどが生じたりする可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外)です

治療前

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治療中

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治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

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60代女性 すり減った前歯をセラミックのラミネートベニアで修復した症例[2026年03月17日]

患者 60代女性
主訴 長年、当院に通院されている患者様から「前歯をきれいに治したい」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、下中央の前歯2本に長年の使用による色の変化やすり減り、小さな欠けが見られました。

すり減った部分は表面がざらつきやすくそこに着色が付きやすくなるため、患者様の場合も削れている部分が茶色く変色していました。

現時点では痛みや噛みにくさといった機能的な問題はなかったものの、このまま放置するとさらに歯がすり減り、将来的に痛みが出たり噛み合わせに影響が出たりする可能性も考えられます。
また患者様ご本人もお口を開けたときの見た目を気にされていたため、前歯の治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容 前歯の見た目を整えるため、以下2つの治療方法をお伝えしました。

①歯全体を白い被せ物で覆う治療
メリット:歯全体を覆うため強度が高く、歯の形を大きく調整することも可能
デメリット:被せ物を装着するために、歯をひと回り小さく削る必要がある

②歯の表面にセラミックの薄い板を貼り付けるラミネートベニア
メリット:歯の表面だけを整える方法のため、被せ物の治療に比べて歯を削る量を少なく抑えることができる
デメリット:被せ物に比べると強度には限界があり、強い力が加わると欠けたり外れたりする可能性がある

それぞれのメリット・デメリットを丁寧に説明したうえで、今回は歯を削る量をできるだけ抑えられる②のラミネートベニアを提案し、同意いただきました。

まずセラミックの薄い板を貼り付けるためのスペースを確保するため、前歯の表面をわずかに削る処置を行いました。
その後、歯の形を正確に再現するための型取りを行い、完成までの間は歯を保護する目的で仮歯を装着しています。
後日、完成したセラミックの薄い板を実際に歯に合わせ、色味や形、噛み合わせに問題がないかを確認したうえで歯科用の接着セメントを用いて歯の表面に貼り付け、治療を終了しました。

治療期間 約2週間
費用 約250,000円
治療のリスク ・非常に薄いセラミックのため、強度は弱くなります
・中の歯の色の影響を受けやすいため、変色が強い歯には適さない場合があります
・ご使用状況により、割れたり欠けたりする場合があります
・自費診療(保険適用外治療)です

治療前

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治療中

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治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

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60代男性 歯根の炎症で腫れた歯ぐきを精密根管治療で回復し歯を温存した症例[2026年03月12日]

患者 60代男性
主訴 「右下の歯ぐきが腫れているのが気になる」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、右下奥歯の根元の歯ぐきに腫れが見られました。
原因を調べるためにレントゲン検査を行ったところ、歯の根の先に炎症が起きている様子が確認できました。
さらに詳しく調べた結果、歯根の壁に穴があくパーフォレーションが起きており、その穴から細菌が入り込んで歯根の周囲に感染と炎症が広がっていると考えられます。

パーフォレーションとは、歯の内部にある神経の通り道と歯の外側を隔てている壁に穴があいてしまう状態のことです。
虫歯の進行や過去の治療、強い噛み合わせなどが原因で生じ、穴があいた部分から細菌が侵入すると歯の周囲に膿がたまって歯ぐきの腫れや痛みを引き起こします。

このまま放置すると、炎症がさらに広がり歯を残すことが難しくなる可能性があることから、できるだけ早めに処置を行う必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容 治療方法としては、いくつかの選択肢があります。
①抜歯(歯を抜く治療)

メリット:炎症の原因となっている歯を取り除くことができる
デメリット:歯を失うため、その後にブリッジや入れ歯、インプラントなどで補う治療が必要になる

②精密な根管治療による保存治療
メリット:自身の歯を残せる可能性がある
デメリット:自費診療となること、治療後に一時的な痛みや違和感が出る場合がある

今回はできる限り歯を残すため、歯科用マイクロスコープを使用した精密な根管治療を提案しました。
拡大視野のもとで感染した組織を丁寧に取り除き、穴があいている部分はMTAセメントという材料で封鎖する方法です。
MTAセメントは歯の内部をしっかりと封鎖できる歯科用材料で、細菌の侵入を防ぐ目的で使用されます。

それぞれの治療方法について丁寧にお伝えしたところ、精密な根管治療に同意いただきました。

まず右下奥歯を削り、歯の内部にある感染した組織を取り除きます。
併せてマイクロスコープで拡大しながら、パーフォレーションの位置や状態も慎重に確認しました。
その後、穴があいている部分をMTAセメントでしっかりと封鎖し、治療を終了しました。

治療期間 約4週間
費用 約120,000円
治療のリスク ・まれに根管治療後も再治療、外科手術、抜歯などの処置が必要となる場合があります
・治療中まれに器具の破折、被せ物や詰め物など修復物の損傷、歯の破折が起こる場合があります
・治療中や治療後に不快症状が出たり、治療後に痛みや腫れなどが生じたりする可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外)です

治療前

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60代女性 欠けた奥歯を強度に優れたジルコニアのオンレーで修復した症例[2026年03月12日]

患者 60代女性
主訴 「奥歯の端が欠けてしまったので診てほしい」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、右下奥歯の一部が欠けている状態でした。
長期間にわたり噛む力が繰り返し加わったことで、奥歯に負担が蓄積して欠けてしまったと考えられます。

このまま放置すると、欠けた部分から細菌が侵入して虫歯が進行したり、ひびが広がって亀裂が深くなり、最終的には歯の温存が難しくなったりするおそれがあります。

以上のことから、歯を適切に保護し、これ以上ダメージが広がらないようにする治療が必要だと診断しました。

行ったご提案・治療内容 患者様は「周囲の歯になじむ自然な見た目で、長く安心して使える治療をしたい」と希望されていたため、通常の詰め物よりも広い範囲を覆う「オンレー」という修復方法を提案し、同意いただきました。

オンレーは、歯全体を覆う被せ物と比べると歯を削る量を抑えられるため、健康な歯をできるだけ残しながら、歯の強度を高めることが可能です。ただし、歯の状態によっては適応できない場合もあります。

まず、すでに装着されていた金属の詰め物を除去し、歯の状態を慎重に確認します。
その後、オンレーがしっかりと合うように歯の形を整え、精密な型取りを行いました。

次に、採取した歯型をもとにオンレーを作製します。
オンレーの素材には、セラミックの中でも強度が高く、奥歯の修復に適しているジルコニアを採用しました。ジルコニアは白い素材のため、見た目も自然に仕上がります。

最後に、完成したオンレーを専用の接着剤で装着し、見た目や噛み合わせに問題がないことを確認して、治療を終了しました。

患者様の上の歯の治療についてはこちら:https://dr-kaiya.com/blog/20260312-1/

治療期間 約2週間
費用 約130,000円
治療のリスク ・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

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治療後

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60代女性 割れた歯を抜かず審美性に優れたジルコニアの被せ物で修復した症例[2026年03月12日]

患者 60代女性
主訴 「痛みはないが、歯が欠けた」とご相談いただきました。
診断 レントゲン撮影をして詳しく拝見したところ、右上奥歯の頭部分「歯冠」が縦に割れる「歯冠の垂直破折」が確認できました。
割れ目が深い場合は、歯の温存が困難です。

今回の症例では、症状や割れ方に応じて治療方針を慎重に判断する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容 患者様は「できるだけ歯を残したい」と強く希望されたため、抜歯せず温存する方法として、以下3つの工程による治療計画を提案しました。

1:細菌感染した神経を取り除いてから薬を詰める「根管治療」
メリット:感染部分を除去することで、歯を温存できる可能性が高まる
デメリット:治療が複数回になることがある。歯の強度がやや弱くなる場合がある

2:歯を長く使えるように土台をたてる「支台築造」
メリット:弱くなった歯を補強し、被せ物を安定して装着できるようになる
デメリット:歯の状態によっては、土台を立てても強度が十分に確保できない場合がある

3:被せ物による「補綴修復」
メリット:噛む機能と見た目を回復し、歯を長期的に保護できる
デメリット:素材によって費用がかかり、正確に適合させるための調整が必要になることがある

以上のメリットとデメリットを丁寧にお伝えし、治療に同意いただきました。
被せ物については、自費診療の白い素材「セラミック」の中でも、強度と審美性に優れた「ジルコニア」を選択しています。

まず、割れている部分をしっかりと確認し、必要な部分を除去してから根管治療を行います。
薬剤を歯根の先までしっかりと詰め、支台築造で土台を作製したあと、被せ物を作製しました。

最後に、完成した被せ物を装着し、噛み合わせや見た目に問題がないことを確認して、治療を終了しています。

なお、患者様の下の歯の治療についてはこちら:https://dr-kaiya.com/blog/20260312-2/

治療期間 約5週間
費用 約227,000円
治療のリスク ・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です
・まれに根管治療後も再治療、外科手術、抜歯などの処置が必要となる場合があります
・治療中まれに器具の破折、被せ物や詰め物など修復物の損傷、歯の破折が起こる場合があります

治療前

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治療中

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治療後

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60代男性 根が割れた歯を抜歯してインプラント治療を施した症例[2026年01月22日]

患者 60代男性
主訴 定期健診で通院されていた患者様より「右下の歯ぐきが腫れてきた」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、右下の奥歯周辺の歯ぐきが腫れていました。

歯やあごの骨の状態を詳しく調べるためレントゲン検査を行った結果、右下の奥歯2本(第2小臼歯、第1大臼歯)は、歯根が縦方向に割れている可能性が高いと考えられました。

しかし、レントゲン画像だけでは歯根の状態を正確に判断することはできません。
そこで歯ぐきの一部を開き内部を直接確認したところ、いずれの歯根が垂直方向に割れていました。

歯根が割れている場合、細菌感染が進行して歯ぐきの炎症が広がったり周囲の歯やあごの骨にまで影響を及ぼしたりする可能性があります。


以上のことから、歯を温存することは難しいため抜歯が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容 診断結果を丁寧に説明したうえで、右下奥歯2本の抜歯を提案したところ同意いただきました。
併せて抜歯後に歯を補う方法として、以下2つの選択肢をお伝えしました。


①前後の歯を削って橋のようにつなげた被せ物で歯を補うブリッジ治療
メリット:
保険診療で行うことができ、外科的な処置を行わずに歯を補える
デメリット:支えとなる前後の歯を削る必要がある

②あごの骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付けるインプラント治療

メリット:周囲の歯を削ることなく歯を補える
デメリット:
自費診療のため費用がかかる。外科手術を伴い、治療期間が比較的長くなる

それぞれの特徴や注意点について説明したところ、患者様は②のインプラント治療を希望されました。


まず右下奥歯2本の抜歯を行い、その後、約3ヶ月間歯ぐきや骨が十分に回復するのを待ちました。
次にCT検査を行い、骨の量や神経の位置を確認したうえでインプラント治療の計画を立てています。
完成した治療計画をもとに、インプラントをあごの骨に埋める手術を実施しました。

一定期間をおいてインプラントがあごの骨に定着したことを確認したあと、歯ぐきの上にインプラントの一部を出すための二次手術を行いました。
歯ぐきの治癒を待ってから型取りを行い、インプラントの上に装着する人工歯を作製・装着して治療を終了しています。

治療期間 約6ヶ月
費用 約872,700円
治療のリスク ・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎等にかかる可能性があります
・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります
・高血圧、貧血・不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
・自費診療(保険適用外治療)です

治療前

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治療中

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治療後

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40代女性 歯根が割れた奥歯を抜いてインプラントで噛む機能を回復した症例[2026年01月22日]

患者 40代女性
主訴 定期健診で来院された患者様より「歯茎が腫れて、奥歯が痛む」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、左下の一番奥の歯(第2大臼歯)の歯茎に腫れが認められました。
レントゲン撮影を行って詳しく調べたところ、歯根が縦方向に割れている「歯根破折」が疑われる状態です。

歯根破折は、過去に神経の治療を行った歯に起こりやすいトラブルで、今回のケースでは被せ物の下で破折が進行していたと考えられます。
一度割れてしまった歯根は元に戻すことができず、割れ目から細菌が入り込むことで、歯茎や周囲の骨に炎症を引き起こすおそれがあります。

このまま放置すると、痛みや腫れを繰り返すだけでなく、周囲の骨が溶けて隣接する歯にも悪影響を及ぼすおそれがあるため、抜歯の必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容 まずは左下奥歯に装着されていた被せ物を慎重に除去し、歯根の状態を直接確認します。
その結果、歯根破折が明確に認められたため、歯の温存は困難であると判断しました。

抜歯後の治療として、以下2種類の方法を提案しました。

①延長ブリッジ
手前の歯を支えにして、奥に人工歯を延ばす方法です。
メリット:外科処置が不要で、治療期間が比較的短い。条件によっては保険診療になる
デメリット:支えとなる歯を削る必要がある。奥歯は噛む力が強くかかるため、支えとなる歯に負担がかかりやすい

②インプラント
顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する方法です。
メリット:隣の歯を削らずに治療ができる。独立した歯として機能するため、周囲の歯に負担をかけにくい
デメリット:外科処置が必要で、治療期間が長くなる。自費診療なので費用がかかる

それぞれのメリットとデメリットを丁寧にお伝えしたところ、患者様は②のインプラント治療を選択されました。

まずは局所麻酔を行い、破折した歯を丁寧に抜きます。
その後、歯科用CT撮影を行い、顎の骨の量や形、神経や血管の位置を立体的に確認しました。撮影したデータをもとに、インプラントを埋め込む位置や角度、深さについて事前に設計を行い、安全性と噛み合わせのバランスを考慮した治療計画を立てます。

抜歯後は骨の治癒を待つため、約3ヶ月間の経過観察を行いました。

経過観察後、骨の状態が安定したことを確認したら、インプラント体(人工歯根)を顎の骨に埋め込む手術を行います。
インプラント体には、骨と結合しやすく体への親和性が高いチタン製のものを使用しました。

手術では、歯茎を切開した骨を露出させ、専用の器具で慎重に穴を形成したうえでインプラント体を埋入します。続いて歯茎を縫合し、インプラント体が骨と結合するまでの期間を設けました。

後日、インプラント体と骨がしっかりと結合したタイミングで、インプラント体の上に土台を装着し、人工の歯を取り付けます。
また、治療期間中は定期的にレントゲン検査と口腔内の状態確認を行いました。

最後に、装着したインプラントの見た目や使用感、噛む機能の回復などを確認して、治療を終了しています。

治療期間 約5ヶ月
費用 約420,000円
治療のリスク ・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります
・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります
・高血圧、貧血・不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります

治療前

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

歯根破折が疑われました。

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

抜歯後の骨の状態を確認しています。

治療前 | 市ヶ谷・歯医者

インプラントの埋入設計をしました。

治療中

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

インプラント体と骨の結合を確認しました。

治療中 | 市ヶ谷・歯医者

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治療後

治療後 | 市ヶ谷・歯医者

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40代女性 欠けた古い詰め物を除去して審美性に優れたE-MAXアンレーで修復した症例[2026年01月22日]

患者 40代女性
主訴 「歯と歯の間が欠けてしまったので診てほしい」とご相談いただきました。
診断 拝見したところ、左下奥歯にプラスチックの詰め物であるコンポジットレジンが詰められていましたが、隣り合う歯との間が欠けている状態でした。

このまま放置すると、欠けた隙間から細菌が入り込んで虫歯が再発するおそれがあります。
以上のことから、新しい詰め物で修復する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容 患者様は「審美性が高く、丈夫な素材で修復したい」と希望されています。
そこで、新しい詰め物の形状はより強度を高めるため、噛む力を覆うように広範囲を修復する「アンレー」を用いることを提案し、同意いただきました。

また、詰め物の素材には「セラミック」の一種である「E-MAX(イーマックス)」を採用しています。

E-MAXのメリット
・天然歯に近い色調で、審美性に優れている
・強度が高い

E-MAXのデメリット
・自費診療なので比較的費用がかかる
・強い衝撃がかかると欠けたり割れたりするリスクがある

まずは古いコンポジットレジンを除去し、アンレーを装着するために歯の形を整えます。
治療の際は、歯を削る量ができる限り少なくなるよう、慎重に治療を進めました。

その後、型取りを行い、仮詰めをして初回の治療を終了しています。

後日、完成したE-MAXアンレーを装着し、歯にぴったりと合っているか、噛み合わせに問題がないかを確認して、治療を終了しました。

治療期間 約2週間
費用 約110,000円
詰め物治療
治療のリスク ・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

治療前

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治療中

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治療後

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