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3月, 2026年

根管治療の失敗[2026年03月04日]

海谷歯科医院海谷です。
今日は根管治療の失敗について話したいと思います。
根管治療(こんかんちりょう)の失敗とは、治療がうまくいかず、問題が解決しなかった場合や再発した場合のことを指します。以下のような原因やケースが考えられます。

1. 感染の再発

根管治療は、歯の神経や血管が感染している場合に、その感染部分を取り除いて消毒する治療です。しかし、治療後に感染が再発することがあります。これには以下の原因が考えられます。

  • 根管の完全な除去ができていなかった
  • 根管内に細菌が残っていた
  • 根管をしっかりと密封しなかった

これらは治療をしっかりすれば防げる可能性が高いですが

  • 新たに外部から感染が入った

これはなかなか防ぐのは難しい。

2. 根管の形態が複雑

歯の根管は曲がっていたり、複雑な形をしていることがあり、これが治療を難しくします。根管をすべて清掃・消毒するのが難しいと、治療後も感染が残る可能性があります。

→ 術者のスキルに依存することが多い

3. 器具の破損

治療中に使用する器具(ファイルなど)が根管内で破損し、そのまま残ってしまう場合があり、これが感染源となることがあります。

4. 治療後の症状の持続

根管治療後に痛みや腫れが続く場合や新たな問題が発生した場合も、治療が失敗した可能性があります。これには治療前の診断ミスや治療計画の誤りが影響していることもあります。

5. 再治療の必要性

根管治療後に再度治療を行う場合、既存の治療が完全ではなかったために再治療が必要となります。再治療の難易度が高くなることもあります。
できる限り再介入はしないようにきちっとした治療を行うことが重要である。

6. 治療後の歯の状態の悪化

根管治療後、歯にクラウンや充填物が適切に取り付けられなかった場合、その歯が割れる、または破損することがあるため補綴物も患者一人一人の状態を考慮し決定する必要がある。

根管治療の成功率は高いですが、これらの問題が起きることもあります。失敗のリスクを減らすためには、治療前の診断と治療後の経過観察が重要です。

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記事の著者

海谷 幸利

海谷 幸利(かいや ゆきとし)

経歴
1996年 海谷歯科医院 開業
歯学博士
所属学会・スタディグループ
5-D Japan メンバー
OJ 正会員
EAED(ヨーロッパ審美学会)アフィリエイトメンバー
国際インプラント学会 認定医(ICOI)
AAP会員
南カリフォルニア大学客員研究員
日本顕微鏡学会会員
日本歯周病学会会員
厚生労働省認定臨床研修指導医

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