当院の患者様は治療後も予防や健康的な歯を維持するためメインテナンスに通われています。
当院の予防歯科についてご覧くださいませ。
患者 | 50代女性 |
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主訴 | 「歯がない部分を治療したい。左上の奥歯が痛いのも診てほしい」とご相談いただきました。 |
診断 | 拝見したところ、患者様は左上の奥歯(第1大臼歯/6番)が欠損しており、十分に噛めなくなっていました。 その手前の歯(第2小臼歯/5番)には、根が割れている「歯根破折(しこんはせつ)」が認められ、治療して残すことは難しい状態でした。 また、左上の一番奥には親知らず(第3大臼歯/8番)が残っていました。 患者様は「歯を失った部分はインプラント治療を行いたい。また、歯並びの見た目や噛み合わせも良くしたい」とご希望でした。 |
行ったご提案・治療内容 | 根が割れた歯を抜いてから、2本分の奥歯が欠損した隙間をワイヤー矯正の「マルチブラケット装置」で1本分のスペースに調整し、人工歯根を用いた「インプラント治療」で歯を補う方法をご提案しました。
矯正治療を行い、左上欠損部位の奥の歯(第2大臼歯/7番)と親知らずを手前に移動することで、埋入するインプラントの本数を2本から1本に減らすことが可能になり、天然歯を最大限利用した治療ができることをご説明しました。 |
治療期間 | 約3年 |
費用 | 約2,500,000円 (矯正治療、インプラント治療、審美治療) |
術後の経過・現在の様子 | インプラント部位を含めた全ての歯がきれいに並び、しっかり噛めるようになりました。 患者様にも「違和感なく食事ができる。歯並びも同時に治療できて嬉しい」と大変お喜びいただきました。 現在はインプラント治療から2年が経過し、歯並びの後戻りを防ぐための「リテーナー」をご使用いただきながら、定期的なメンテナンスでご通院いただいております。 |
治療のリスク | ・治療中、発音しにくい場合があります ・治療中、舌が動かしにくいことがあります ・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります ・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります ・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります ・リテーナーの使用を怠ると歯の後戻りを起こす場合があります |
治療前
治療前のレントゲン画像です。
矯正治療のシミュレーションです。
治療中
矯正開始時の口腔内写真です。
矯正終了時の口腔内写真です。
左上奥歯のインプラント予定部位です。
左上奥歯のインプラント手術時の写真です。
治療後
インプラント治療終了時の口腔内写真です。
治療後のレントゲン画像です。歯の本数を減らすことなく、最終的な目的が達成できました。