当院の患者様は治療後も予防や健康的な歯を維持するためメインテナンスに通われています。
当院の予防歯科についてご覧くださいませ。
患者 | 40代女性 |
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主訴 | 「変色している歯を綺麗にしたい」とご相談いただきました。
当院で矯正治療を終えられ、3年後に再来院された患者様です。 |
診断 | 拝見したところ、右上の前歯(中切歯/1番)が変色しており、虫歯になっていました。 歯の変色は、表面の「エナメル質」の内側の層である「象牙質(ぞうげしつ)」の色が濃いため、透けて見えることが原因で起こっていると判断しました。 また、右上の前歯2本(中切歯、側切歯/2番)と、左上の前歯2本(中切歯、側切歯)は、過去の虫歯治療で入れた白い詰め物が劣化して、歯との境目に着色が見られました。 |
行ったご提案・治療内容 | 虫歯を取り除いた後は、自然な白さで強度もある「オールセラミック」で被せ物を作製することをご提案し、同意いただきました。
まず、右上の前歯(中切歯)は虫歯になっていた部分を取り除き、歯科用のプラスチックの材料である「コンポジットレジン」を使って土台の形を整えました。 その後、最終的な形に合わせた仮歯「プロビジョナルレストレーション」を作製し、噛み合わせや見た目をシミュレーションして丁寧に調整しました。 違和感がないことを確認してから、オールセラミックの被せ物を作るための型取りを行い装着しました。 また、隣の右上の前歯(側切歯)と左上の前歯2本(中切歯、側切歯)は着色部分を削り、コンポジットレジンを詰め、修復しました。 |
治療期間 | 約1ヶ月 |
費用 | 約150,000円 |
術後の経過・現在の様子 | 周囲の歯と自然になじむ色味で、ぴったりフィットした被せ物になり、美しい仕上がりになりました。 患者様にも「自然な白さになって嬉しい」と大変ご満足いただきました。 3ヶ月が経過した現在も、割れたり欠けたりすることなくご使用いただいており、定期検診で経過を観察しています。 |
治療のリスク | 強い力がかかると、被せ物が欠けることがあります。 |
治療前
治療中
一時的な仮歯で形を調整します。
治療後
元々の歯のような自然な形に修復しました。
調和のとれた被せ物が装着されています。