当院の患者様は治療後も予防や健康的な歯を維持するためメインテナンスに通われています。
当院の予防歯科についてご覧くださいませ。
患者 | 70代女性 |
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主訴 | 「噛みしめると歯がうずくようになった」とご相談いただきました。 |
診断 | レントゲン撮影をして詳しく拝見したところ、左下奥歯の歯根が割れており、歯を支える骨もほとんどなくなっている状態でした。これは、歯根や歯茎が細菌感染を起こしたことが原因だと考えられます。
この状態の歯を温存するのはとても難しく、このまま放置すると細菌感染が広がって周囲の歯にも悪影響を及ぼすおそれがあるため、まずは抜歯を行い、その後しっかりと噛めるよう歯を補う治療が必要だと診断しました。 |
行ったご提案・治療内容 | 左下奥歯は温存が難しいため、抜歯が適切であることを丁寧にお伝えし、抜歯後の隙間を補う方法として顎の骨にネジを埋め込んで噛めるようにする「インプラント治療」を提案しました。 患者様は、以前、当院でインプラント治療を受けたことがあり、治療の利点をご理解いただいていたため、今回もインプラントを希望されました。 まずは左下奥歯を抜き、歯茎が治癒するのを待ってからインプラントを埋め込む手術を行います。 インプラントを埋入してから3ヶ月後、顎の骨にインプラントが定着したことが確認できたため、耐久性に優れ自然な白さの「セラミック」の被せ物を作製してインプラントに装着し、治療を終了しています。 治療から3ヶ月が経過した現在も、経過は良好です。 |
治療期間 | 約4ヶ月 |
費用 | 440,000円 | 治療のリスク | ・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります ・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します ・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります ・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります ・高血圧、貧血・不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります ・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります |
治療前
歯根の感染により抜歯しました。
術前のレントゲン写真です。
CT写真です。
CT写真です。
治療中
インプラント埋入後3ヶ月が経過した写真です。
インプラント埋入後3ヶ月のレントゲン写真です。
治療後
適正な位置にインプラントが配置されています。
術後のレントゲン写真です。
適正な位置にインプラントが配置されています。
適正な位置にインプラントが配置されています。