みなさんこんにちは。海谷歯科医院海谷です。
今日は歯科用CTについてお話ししたいと思います。ここ10年ぐらいで歯科用CT機もかなり普及してきたと思います。
といっても一般の診療所に設置されているところは全体の10%ほどでしょうか?まだまだ少ないのが現状です。
ついこの間までCTなしで治療を行なっていたものがいざ導入してみると、なんで今まで導入しなかったのかと思うほど効果を発揮します。
普通のレントゲンでは確認できなかったものが、3次元的に診断するので丸裸にできるようになります。
当院では13年前より導入しており、治療には欠かせないものになっています。歯周治療、根管治療、インプラント、抜歯など使用は多岐に及びます。
よく被曝量の話をされる方がお見えになりますが、今までのレントゲンとほとんど変わりません。危険性は少ないのです。
ではなぜ設置する診療所が少ないのか?
それは機材自体が高額であること。ただこれもひと昔前よりはかなり安価にはなりました。
保険にも数年前から導入されランニングコストも少しは軽くなったので、少しでも多くの診療所に導入されることを願っています。
では、CTで何がわかるのか。
歯周病、インプラントであれば残っている骨の状態(どこにどれだけ残っているのか)
根管治療であれば未治療な根管、不適切な治療 (MB2根、樋状根の確認)
治療においてわからなければいけないものがほとんどわかります。
原因がわかるということは適切な治療ができるということになります。また、治療回数、治療時間の短縮につながります。
患者さんのとってはメリットしかありません。
できればCTが設置された診療所を受診されることを本当にお勧めします。