当院の患者様は治療後も予防や健康的な歯を維持するためメインテナンスに通われています。
当院の予防歯科についてご覧くださいませ。
患者 | 50代男性 |
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主訴 | 「欠損している歯を入れたい」とご相談いただきました。 |
診断 | 拝見したところ、左上の奥歯(第2大臼歯/7番)がありませんでした。 さらに、1つ手前の歯(第1大臼歯/6番)は、歯周病により歯を支えている骨「歯槽骨(しそうこつ)」が溶けて保存が難しい状態で、抜歯が必要だと判断しました。 患者様は、失った歯を補う方法として、顎の骨に人工の歯根を埋入する「インプラント」をご希望されました。 |
行ったご提案・治療内容 | 保存が難しい歯(第1大臼歯)を時間差で抜歯することで、噛む機能を維持しながらインプラント術を行うことをご説明し、ご同意いただきました。
まず、患者様のご希望通り、1番奥の歯(第2大臼歯)にインプラントを埋入し顎の骨としっかり結合するまで4ヶ月待ちました。 次に、手前の歯(第1大臼歯)の抜歯を行いました。 約6ヶ月後、顎の骨の状態をしっかり確認してからインプラントを埋入しました。 |
治療期間 | 約1年 |
費用 | 900,000円 |
術後の経過・現在の様子 | 6ヶ月経過後、痛みなどもなくお口全体でしっかり噛めるようになりました。 患者様には「自分の歯のように、違和感なく食事がとれるようになって嬉しい」と大変喜んでいただきました。 現在は、定期的なメンテナンスにご来院いただいております。 |
治療のリスク | ・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います ・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります ・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります ・高血圧、貧血、不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります ・自費診療(保険適用外治療)です ・ご使用状況により、被せ物が割れたり欠けたりする場合があります |
治療前
保存不可能な歯
治療中
インプラント術前CTで骨の高さの確認ができます。
患者様は、以前に副鼻腔の手術をされていることから、短めのインプラントを選択しました。
抜歯後4ヶ月
抜歯後4ヶ月
左上1番奥の歯(第2大臼歯)にインプラント埋入後6ヶ月で、手前の歯(第1大臼歯)にインプラントを埋入しました
治療後
歯の形態も回復しています
術後
術後
歯の原状回復が達成できました