当院の患者様は治療後も予防や健康的な歯を維持するためメインテナンスに通われています。
当院の予防歯科についてご覧くださいませ。
患者 | 20代男性 |
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主訴 | 「治療途中の歯を治したい。変な味がするのも気になる」とご相談いただきました。
他院で治療中でしたが、当院を紹介されご来院いただいた患者様でした。 |
診断 | 拝見すると、右下の奥歯(第1大臼歯/6番)が治療途中で、仮の詰め物のままでした。
レントゲンを確認すると、根の先端に黒い影があり、膿が溜まっている「歯根膜炎(しこんまくえん)」になっていました。 治療に関して「今後再治療しなくて済むよう、今回でしっかり治したい。白くて長持ちする歯にしたい」とご希望されました。 |
行ったご提案・治療内容 | 歯根膜炎になっている右下の奥歯は、根っこが入っている管の中から膿を取り除き清掃する「根管治療」が必要であることをご説明しました。 また、根管治療後に詰める材料は、封鎖性に優れ殺菌作用がある「MTAセメント」を使用することで、再発リスクが下げられることをお伝えし、ご了承いただきました。 根管治療終了後は、歯の形を整えて型取りをし、患者様のご希望に沿って、白くて強度がある素材「ジルコニア」の被せ物を作製し装着しました。 |
治療期間 | 約1ヶ月 |
費用 | 根管治療 110,000円 ジルコニアの被せ物 110,000円 |
術後の経過・現在の様子 | 右下の奥歯から膿が出なくなり出口も塞がりました。また、見た目も白くきれいに仕上がりました。 患者様からは「しっかりと噛めるし、変な味もしないため口の中が快適になった」とご満足いただけました。 治療から6ヶ月経った現在も、再発することなく、良好な状態を維持しています。 |
治療のリスク | ・装着に際し、天然歯を削る必要があります ・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります ・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、被せ物が割れる可能性があります ・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です |
治療前
根の周りが黒くなっている炎症像が見られます。
治療中
根管治療とMTA充填後、膿が止まり、治った後の瘢痕(はんこん)が見られます。
治療後
調和の取れた被せ物が装着されています。
調和の取れた被せ物が装着されています。